2008-01-01から1年間の記事一覧
やっと「闘う集団」になったじゃねェか。オマエら。 乱暴な表現で申し訳ありませんが,偽らざる心境です。 第1戦の彼らは,「闘う」という意識にブレを生じているかのようでした。そして,ゲーム・プランを意識し過ぎていたようにも。 そのために,チームの…
戦術面では,ポジティブな部分を感じ取れたゲームです。 ではありますが,実質的に「結果」を失ってもいます。「勝ち点3」を奪える状態へと持ち込んだにもかかわらず,「勝ち点2」を手放してしまう。ゲーム・コントロールという部分では,問題点を露呈した…
徹底されたリアリズムに屈したゲーム,でありましょう。 エレガンスからは程遠いフットボールを,相手は展開していました。いましたし,天津のコンディションも相当影響していたに違いありません,後半ともなると足の止まる時間帯が増えてきます。 それでも…
伏線は,戦術交代に表われていました。 後半終了を意識する時間帯,フォースが掲げるディスプレイにはキーパーの背番号が表示されていました。彼らが何を意識して戦術交代に踏み切ったか,回答は明白でした。 そして,ゲームの帰趨はペナルティ・シュートア…
さすがに,致し方のない結論でありましょう。 理想論を言えば,予備日を設定して決勝戦を順延させたいところです。ですが,もともとタイトなスケジュールでのカップ戦です。休養日が1日設定されていたはずですが,その休養日以外のクッションは見当たりませ…
スタンドを吹き抜ける風は,意外にも快適なものでした。 バックスタンドに掲揚されている旗を見ると,サブグラウンド方向からの風です。結構な風速であることもうかがえる。でも,ピッチレベルへ視線を落とし,コーナーフラッグを見るとそれほどの風は感じな…
7月最終週の週末と言えば,な鈴鹿8耐であります。 今季は,ホンダ・ワークスのための決勝でしたね。それほどに,彼らはパーフェクトでした。であれば,(本意ではありませんが)ホンダ目線でちょっと書いておきますと。 計時予選はTSRにお任せしながら…
PSMには意味がない。 チーム・ビルディング初期段階のPSMならばまだしも,シーズン途中の“インターナショナル・フレンドリー”であるPSMには意味がない。リーグ戦の成績に影響を及ぼすわけでもないし,カップ戦の山を駆け上がっていけるわけでもない…
ひとつひとつは僅差なのですけれど。 積み重なってしまうと,僅差は僅差ではなくなります。端的に言ってしまえば,“ミステイク”の質にその僅差は厳然として存在しているように感じられます。 プレッシャーにさらされている状況にあっても,ミスを誘発される…
朧気ながらにイメージしていたものが(まだすべてを,とは言わないまでも)姿を見せた,と言いますか。 方向性がやっと,ピッチに表現できるようになった。そして,その方向性を押し出すために求められるだろうことも見えてきたように思えます。 いろいろな…
確かに,「耐久レース」です。 ル・マン,アルバセテと転戦してきている「世界耐久選手権」,その第3ラウンドでもあります。ありますが,「耐久レース」と言うには,いささか特殊かも知れません。端的に言ってしまえば,1時間のスプリント・レースを8回連…
ひさびさに,ワクワクできるクルマです。 とは言え,まだスタディ・モデルだとのこと。慎重な姿勢を崩してはいません。でも,モダン・デザインなボディですけど,かつてのユーノスのように愛される可能性は高いのでは?と思うのです。 ということで,今回は…
個人的に思うことですが。 フットボールには,喜怒哀楽が凝縮されているように思います。その喜怒哀楽を真正面から受け止めていくのが,スタジアムのスタンドなのではないかな,と。 確かに,フットボールという競技を受け止めるスタジアムは,非日常空間か…
ひさびさに屋号なたとえ話をマクラにします。 たとえば,鈴鹿のようなテクニカルなレース・トラックでは当然。でも,意外にデイトナだったりシャーロットのようなオーヴァルでも大事な要素です。 アクセル・ワークです。 むしろ,単調に見えるオーヴァルでは…
ウェンブリーだったり,アシュバートン・グローブだったり。 イングランドを代表する競技場ではありますが,意外なことにシューボックス・スタイルの競技場ではありません。なるべく,どの位置からも「死角」をなくすという方向性でスタンドのデザインがされ…
いきなり,で申し訳ないのですが。 なんとも不思議な感じのするゲームだな,と思います。 プロフェッショナルならば,最も重要な要素である「結果」。この,結果という部分から言えば,間違いなく評価されるべきゲームとなるでしょう。そして,自力と他力が…
まいどお運びいただきまして,感謝です。 Ernestでございます。 さて。まずは業務連絡であります。 メンテナンスやります,とは言うものの,メンテナンスを終了した直後あたりが最大の鬼門だったりするこの大家,再びメンテナンスを実施するのだそうです。メ…
時は確かに流れています。 ですが,記憶というのはそう簡単に薄れるものでもありません。また,その記憶を上書きするような時期になりました。 そして,本当に上書きすることになってしまった。 予選段階では,チームの基盤となるユニットが23人で構成され…
戦術パッケージで「物理的に」抑えられたわけではありません。 それだけに,問題なのです。 同じ戦術パッケージを採用しているのならば,ある程度は拮抗していなければなりません。その拮抗状態がつくれず,チームを加速させるきっかけもつくれていない。 こ…
いきなりはじめますが。JFAの体制がほぼ決定でありますな。 小倉さんが副会長,というのはいい落ち着きどころです。 どなたかが指摘されていましたが,FIFA理事などを兼務していながらJFAのトップ,というのではいささか負荷が高すぎるかも知れま…
比較的,長めのコラムを書かれるひとだ,という認識を持っています。 定点観測の対象を持っているライターさんですし,恐らくは個人的な好悪もあるはず。ですが,意外なことに文章からそんな感情が「ムダに」見えている感じが薄い。あえて感情面を押し出す文…
ストレートなハンドル・バーに,低く構えたフォルム。 ツアラーなFLHやスポーツスター,あるいはチョッパー・スタイルにカスタムされたものなど,いわゆるハーレー的な“アメリカン”ではないけれど,もうひとつのアメリカンな香りを強く漂わせるものです。…
オズワルド・オリヴェイラが,どのようにJリーグを見ているか。 その見方を理解するきっかけには,なりそうですね。ただこのリスト,もうちょっと応用もできそうな気がするのですが。 [ J's GOAL ]【JOMO CUP 2008】出場選手決定!であります。 エントリ…
プレッシングの微妙なギアチェンジ。 立ち上がりの時間帯,ピッチに表現できたフットボールと,後半に表現せざるを得なかったフットボールとの落差を発生させたのは,戦術交代による影響も無視できませんが,プレッシングの強度が大きく変わってしまったこと…
正確な形容ではないかも知れませんが。 ドゥカティがゼファーのようなバイクを開発すれば,こういう形になるかな,と思います。999だったり1098,あるいはデスモセディチのような「尖った」印象はありません。むしろ,限定でリリースされたMH900…
フットボール・ポリティクス。重要な要素です。 といっても,組織内部でのポリティクスではありません。そんなものには,まったく興味はない。 FIFAハウス周辺で展開されたり,AFCあたりで展開される“ポリティクス”です。ときに“パワーゲーム”とも呼…
ハンス・オフトの時代には,安定性を重視していました。 セントラル・ミッドフィールドという言い方をするよりも,ツイン・アンカーなどという表現の方が相応しかったような印象です。 その印象が変化してきたのが,2004シーズンです。 ツイン・アンカー…
さて,ちょっと柏戦で思うところなどを。 どうも,方向性が明確ではないな,と思います。 ボール奪取に対するイメージがずれてしまっているから,仕掛けのイメージも同時にずれていってしまっているように見えるのです。リトリートからポゼッションを基盤と…
的確なスカウティングをもとに,戦術的な鍵を見い出す。 その鍵を,自分たちの表現すべきフットボール・スタイルに差し込んでいく。アウトサイドでの主導権を最優先項目として位置付け,さらに“スペース”を明確に狙った攻撃を徹底して意識付ける。 恐らくは…
となると,再び葉巻姿が見られるわけですな。 ダッグアウトに構え,戦況を見つめる姿に必ず,葉巻が付いてきているひと。デッレ・アルピでも,ジュゼッペ・メアッツァでもそんな姿が見られましたが,ベルリンのオリンピックシュタディオンでの姿を最後に,彼…