またまた早めの業務連絡、など。

まいどお運びいただきまして,感謝です。


 Ernestでございます。


 さて。まずは業務連絡であります。


 メンテナンスやります,とは言うものの,メンテナンスを終了した直後あたりが最大の鬼門だったりするこの大家,再びメンテナンスを実施するのだそうです。メンテナンス実施についてのエントリを読みますと,


   7月18日(金曜日)午前2時〜午後2時


のタイミングで,ブログ表示などが不可能になり,メンテナンス実施に関するメッセージ・ページが表示される,とのことです。いつものように補足させていただきますと,メンテナンス終了時刻は午後2時を予定しているようですが,午後4時前後まではアクセスが難しいかも知れません。また,ともすればメンテナンス終了から2〜3日の間,表示が不安定になる可能性もあるかも知れません。


 そんなときには,「お約束通りだな。」と思っていただけると幸いです。


 以上,ちょっと早めの業務連絡でございますが,これだけで終わるのもなんですので,フットボールな話をたたんだ先に展開させております。


 サッカー・ダイジェスト誌(959(2008.7.29)号)に,ラモスさんのコラムが掲載されております。


 いつもならば,テキトーに読み飛ばす(失礼)ところでありますが,今回のコラムはさっと読み過ごせませんでした。相変わらず「気持ち」を前面に押し出しているのは「らしいな。」と思うところですが(とは言え,大事な要素です。),若手育成の舞台としてサテライト・リーグの機能強化を提言しているわけです。


 やっと,現場サイドからもそういう話が出始めたか!と感じます。


 現状,若手が存分に戦える舞台としてサテライト・リーグが機能しているとは,到底言えるものではない,と思います。プロフェッショナルとしてのキャリアを築いていく,その初期段階で実戦感覚を失い,フットボーラーとして錆び付いてしまうようでは,クラブが安定して強さを発揮する,その基盤が根底から崩れることになってしまいます。


 2006シーズンのMDPに,大住さんは「永久陣地」というキーワードを持ち出して,戦力的な基盤整備の重要性をショート・コラムを寄稿されていました。ここでもそのコラムをもとにして,「永久陣地と浦和B。」というエントリ,続けて「リザーブ・リーグか、JFLか。」というエントリを書いてみたことがあります。


 ちょっと厳しめのことを言えば,「戦力的なミスマッチ」を早期に解消して戦力の流動化を進めるという観点からもサテライト・リーグ(要するに,育成強化を主眼とするリーグ戦)を活性化させる意味はある,と思うのです。


 細かい部分は過去のエントリを参照いただきたいのですが,既存の枠組みを巧みに生かすのであれば,(移動距離を抑えながら,同時にゲーム数を確保するという観点からも)関東サッカーリーグなどのカテゴリにJクラブがサテライトを参戦させる,という方策もあり得るだろう,と思うのです。


 ただ,アマチュアとの関係性を思えば,単純にJリーグだけで進められる話ではありません。JFAや地域協会との連携が求められることになるはずです。当然,プロフェッショナルが動かしているチームがアマチュア・リーグに参戦するのですから,昇降格に対する例外になるでしょうし,移籍についての規定も別途用意する必要性があるなど,手続的にクリアすべき課題はかなりあると思います。そうは言っても,アウトサイドからフットボールを見ているジャーナリストではなく,クラブ・マネージメントに携わっている人間から具体的な提言が聞かれたことは,前進させるきっかけとして捉える余地もありそうに思えます。