トップ10の鍔競り合い(鈴鹿8耐)。

確かに,「耐久レース」です。


 ル・マンアルバセテと転戦してきている「世界耐久選手権」,その第3ラウンドでもあります。ありますが,「耐久レース」と言うには,いささか特殊かも知れません。端的に言ってしまえば,1時間のスプリント・レースを8回連続で戦うような過酷さを持ったレースです。レーシング・マシンへの負荷,そしてライディングを担当する人間への負荷など,長時間にわたる耐久レースとは違った,負荷の掛かり方がある,ように思います。


 年に1度のお約束,な「鈴鹿8耐」であります。



 さて,土曜日は特別な予選セッションでありまして。金曜日のセッション(計時予選)でトップ10に入ったチームが,4耐終了後のスペシャル・ステージ(トップ10トライアル)に進出する,というわけです。
 で,個人的に注目しているのはヨシムラ勢であります。
 計時予選の段階では#12が2分7秒984で2位,#34が2分8秒284で3位に付けていたわけですけど,トップ10トライアルではこの位置関係がひっくり返ったのであります。
 最終的なグリッドで言えば,#34が2位のポジションに上がり,逆に#12は5位のポジションへと下げてしまったとのこと。
 トップはホンダ系のセミ・ワークス(とは言え,プロフェッショナル集団ですから,フル・ワークス並みにマークすべき存在でしょう)のTSR,3位にホンダ・ファクトリー,4位にヤマハ・ファクトリーと有力チームが当然のようにひしめいています。


 日曜日には,どんなレースが展開されるか。楽しみであります。