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浦和が駒場命名権獲得へ。

正確には,「獲得する方向である」ようですが。 であるとしても,やはり期待してしまいますね。 見出しをそのままタイトルへと転用してしまいましたが,今回はこちらの記事をもとに,駒場の話を書いていこう,と思っています。 いまでこそ,ファースト・チー…

Ready, Set.

鋭くスタート・ダッシュを決められれば,それはそれで理想的だけど。 リーグ戦は,短期で勝負を決めるものではない,というのも確かです。 現任指揮官は,相手の強みを徹底的に消し去る中から主導権を,というフットボールを組み立ててくるようには感じられ…

ダークサイド。

「倶楽部」に緊張感を持ち込んでみせた。 “CLUB”を漢字表記すると,確かに「倶楽部」となります。しかしながら,フットボール・クラブという存在と,倶楽部という漢字表記は決して親和性があるとは言えません。プロフェッショナルな,戦う集団であるべきクラ…

高負荷から見えるもの。

ひさびさに,屋号な話から入ろうかな,と思います。 さて。組み上がったばかりのレーシング・エンジンがあるとしましょうか。本格的な実戦投入を控えた,2012シーズン仕様のエンジンであります。このエンジンを,実戦投入する前に,しておかなくてはなら…

アカデミーセンター、ハートフルクラブの指導体制について。

4−3−3を継承するかどうか,という話より。 個人的には,「考えさせる」チーム・ビルディングをぜひ,継承してもらいたいな,と思っています。 さて。今回はこちらのリリース(クラブ・オフィシャル)をもとに,タイトルにも掲げましたが,今季のアカデミ…

阿部選手復帰に思うこと。

おかえりなさい。そして,ありがとう,ですね。 オフィシャルにもリリースがアップされておりますが,阿部選手が浦和に復帰,とのことです。今回は,ちょっとだけ思うところを書いていこう,と思います。 まずは,昔話からはじめることにします。 駒場で阿部…

2012シーズン的キット。

意外に,ナイキさんはディテールにこだわる。 2004シーズン以降のキットを振り返ってみるに,そんな印象があります。初年度からこだわってきた,とされるポロ襟を廃止したか,と思えば,チャイニーズ・カラーをイメージさせるような複雑なスタンドアップ…

ミハイロさんの記者会見。

やはり,イビツァさん的な要素を強く感じさせますね。 また,「考えさせる」という部分で見れば,コーチとしてファースト・チームに関わってくれる堀さん,彼が下部組織で狙ってきたフットボールとの共通性も感じさせます。 今回は,こちらの記事をもとに,…

人事往来(2012版)。

静かな,いささか静か過ぎるような気もしていましたが。 やっと,2012シーズンに向けた動きが,具体的なリリースとして出始めたな,と感じます。ちょっとばかり,リリースが多くなっておりますので,特定のリリースへのリンクは避けますが,人事往来な話…

考えさせること(堀さんのこと)。

ユースを預かっていたときの堀さんを,ちょっと思い出してみるに。 意外なほどに「動かなかった」という印象を持っています。 最も印象に残っているのは,保土ヶ谷公園でのゲームです。 そのときの保土ヶ谷公園は強風に見舞われていて,当然ながらエンドの取…

ミハイロさんと基本合意。

何らかの化学変化が必要だ,と思っているひとはいるのかな,と。 岡田さん,という話が出たときには,原点回帰を強く意識したフットボールを指向するのかな,という印象を持ちました。福田さんも指摘していました(とは言え,有料記事でもありますからニュア…

「総括」なるリリースに思うこと。

10スペックからの継続性が,どこかに感じられるなら。 次の段階,という言葉を持ち出す余地もあるのかな,と思いますが,どう好意的に解釈しようとも,今季のフットボールを昨季以前のフットボールの「次の段階」である,との評価はできないと考えています…

浦和は何を目指すのか(西野さんのことから)。

「気持ちの問題」という表現を使われていたけれど。 やはり,10年間使い続けてきた引き出し,その中身を整理する時間を必要としていたのではないかな,と感じます。ちょっと穿った見方をするのであれば,アウトサイドから浦和を見てきた指揮官として,浦和…

振り返るには、まだ早い。

まだまだ,シーズンが終わっているわけではありません。 国立霞ヶ丘のバルコニー、あのバルコニーに再び足を踏み入れるための戦いが残っているのです。アジアへの切符を意味する,歴史と伝統のある小さなカップをめぐるトーナメントです。 2011シーズン…

我らが敵は。

己が内こそ、最大の敵ではないのか。 「浦和の敵は浦和」。この言葉通りではないか、と。 我らが敵は、ピッチの反対側にいなくてはならないのであって、己が内にいなくてもいいはず。 今季のチームは壊れたのかも知れないし、壊されたのかも知れない。そうで…

1。

今節,獲得した勝ち点です。 ですが,すごく重みを持った勝ち点1ではないかな,と思います。 まずは,リーグ・スタンディングに関わる部分で重みを持つ勝ち点1ではないかな,と思います。トップ・ディビジョンにとどまるためには意識していなくてはならな…

距離感。

堀さんのフットボールにおいても大事な要素かな,と感じます。 まずは,攻撃ユニットでの距離感で考えてみますと。 現任指揮官がファースト・チョイスとして位置付けているのはセルヒオ選手でありましょうが,1トップトップのポジションに入っているフットボ…

原点。

国立霞ヶ丘,あの舞台は「原点」かも知れない,と思います。 2002シーズン,あのときも「原点」に立っていたように思います。 浦和というクラブは,どんなフットボールを表現していくべきなのか。そのために,クラブは何をしていくべきなのか。単なるチ…

ストーリー。

今季から,ヤマハ発動機ジュビロを率いる監督。 彼がよく使う言葉,であります。 ゲーム・プラン,という言葉と限りなく同義であるときもあるけれど,戦術的な意味,あるいは技術的な側面だけを意味する言葉ではなくて,チームとして共有しておくべきビジョ…

烽火。

4−3−3,あるいは4−1−4−1。 ちょっと見れば,相違点よりは共通点を感じる部分です。ですが,インバランスを抱えてしまっていた数字なのか,それともバランスを意識した数字なのか,という部分で,持っている意味は大きく違ってきます。 また,堀さんが…

予想外なタイミングのリリースに思うこと。

率直に,不思議な時間差だな,と感じます。 そもそも,ファースト・チームを預かる指揮官が実質的な辞意表明をした時点で,このようなリリースを出すべきではなかったでしょうか。 来季も継続してファースト・チームを預かる意思はない,と表明した指揮官に…

辞意。

なぜ、いまなのか。 ボールが、クラブへと投げられたと理解すべきか。 何かが決定的に噛み合っていない。そんな状態からどう抜け出すのか、クラブとしての判断が必要な事態に追い込まれた。誰にとっても穏当な結論、あるいは決断ができる時期ではない、と痛…

1/34ではない1/34。

恐らくは,4−4−2ウィングなパッケージでしょうね。 指揮官が描くフットボールを思えば,あくまでもオプショナルのパッケージだったかも知れません。そもそも,4−4−2へと変更したのは今回が初めてではないですし。しかしながら,オリジナルである4−3−…

公私別とす。

ちょっとばかり,時代がかった表現かも知れませんが。 何かに対して批判的な視線を向けるときには,決して忘れてはいけない要素だと思っています。 ある物事に対して批判的な視線を向けるときに,何らかの「私」が関与してしまうと,その批判は違った性質を…

契約解除。

「足らないピース」が,透けて見える。 何らかの変化が必要なタイミングであることは確かだと,個人的にも感じますが,GMとの契約解除だけが「事の本質」なのかな,と感じざるを得ません。ポジティブな変化があってほしい,とは思いますが,決して楽観を許…

神戸戦後にセレモニー。

まだまだ,ピッチでの姿を見ていたかったフットボーラー。 浦和でプロフェッショナルとしてのキャリアに終止符を打つ。浦和への思いがあればこそ,の決断だったのでしょうし,その決断を最大限尊重するのが敬意なのだろう,と思いながら,やはりどこかでもっ…

浦和ユース、決勝トーナメントへ(クラブユース選手権)。

苦手分野が比較的明確,という印象はありますね。 「結果」から逆算するチーム・ビルディングを徹底すれば,ともすれば潰せる苦手分野かも知れませんが,結果から逆算するアプローチを採用しているようには感じません。残念ながら今季はまだ実際にチェックで…

設計図。

浦和にとって,とっても大事なひとが旅立たれた。 GMを退任されたときも,ちょっとばかり早過ぎるのではないかな,と思ったのですが,今回もやはり早過ぎる,と思います。時計の針を戻すことは当然できるはずもないのだけれど,できることならばもうちょっ…

森孝慈さんの訃報によせて。

確か,「攻撃的に」というお話をされていたのですよね。 プロフェッショナルなのだから,競技場へと足を運んでくれるひとなどを魅了するフットボールを展開しなければ,と。Jが本格的に立ち上がるその前年,浦和(当時はまだ,三菱浦和などという表現をする…

アウェイな戦い方。

ホームな戦い方と,アウェイな戦い方。 Jを基準に考えると,それほど大きな違いはない,と結論付けていいのではないでしょうか。ホームなのだから攻撃的に,という姿勢が強まるというのは自然なこととして,ではアウェイでは慎重な戦い方を選ぶ,というクラ…