辞意。

なぜ、いまなのか。



 ボールが、クラブへと投げられたと理解すべきか。


 何かが決定的に噛み合っていない。そんな状態からどう抜け出すのか、クラブとしての判断が必要な事態に追い込まれた。誰にとっても穏当な結論、あるいは決断ができる時期ではない、と痛切に感じる。浦和が浦和であるために、何が必要なのか、求められているように思う。



 レジェンドだ、功労者だ。


 そういうことを言える状態ではない、残念ながら。


 追い詰められているし、追い詰めてしまったようにも思う。それでも、やれることがなくなるまで、何かをしなくてはならない。