AUTO
日産が,“ゼロエミッション・テクノロジー”と表現するものは何か。 ハイブリッド・システムを搭載したレーシング・マシンを持ち込むのであれば,この表現は使わないし,そもそも先進技術枠であるガレージ56を利用する必要性もないわけです。2014シーズ…
やはり,ファクトリーでないと勝負権が持てない。 しかも,特定のパッケージを用意できないと,勝負権が持てない。LMP1に関する技術規則が変更される2014シーズン以降にあっても,基本的な形には大きな変わりはないだろう,と見ています。であるなら…
フロント・セクションのさらなる最適化,と。 やはり,フロント・セクションにはハイブリッド・システム搭載を想定した補強が施されていた,ということです。確か,TS030の開発がスタートした時点では,ハイブリッド・システムについての技術規則が明確…
フォーミュラ1を「勉強中」だとか。 2014シーズンから技術規則が変更され,搭載されるエンジンがV型6気筒・1600ccシングルターボになる,そんなタイミングを意識してのことかな,と思います。 市販車ではすでにダウンサイジングがひとつの流れ…
日産ですと,確か欧州日産が出発点です。 ここでは何回か書いている話でありますが,欧州日産がニスモに話を通す形でVKの供給が始まったのだとか。このエンジンは新規開発ですから,まったく同じケースというわけではありませんが,このLMP2プロジェク…
個人的には,フォーミュラよりもスーパー7のイメージですね。 ガレージを持っていない立場としては,なかなか選択肢に入れることのできなかったクルマですが,それでも魅力的だったことは間違いありません。興味を持ち始めた当時は,ケント・ユニットにBD…
当然ながら,公式戦ではありません。 ありませんが,手練れが揃っているのですから,単なるエキシビションにならないのも当然でありましょう。昨季のレジェンドカップもなかなかの接近戦が展開されたようですし(と言いますか,接触が発生して,ぶつけた選手…
やはり地味だったのかな,と思いつつ。 しかしながら,興味深いレーシング・マシンが多かったと思うのですがね。 ちょうど鈴鹿ではWTCC第10戦が始まったタイミングでもありますし,今回もフットボールを離れましてレーシングな話,現行のS2000規…
相互乗り入れが始まると面白くなるかな,とは思いますが。 エンジンについての技術規定が同じではない,という部分がネックになるかも知れませんね。車両規定,よりも技術規則,特に搭載されるエンジンについての技術規定が早い段階で共通化されるようになる…
恐らく,いままでのイメージとは正反対方向でしょうね。 高く評価されていた直列6気筒,その美点は「回せること」にあったわけですから。スペース効率を考えれば,前時代的な印象もありますが,感覚性能という側面からエンジンを評価するならば,相変わらず…
1000Nm(102.0kgm)とは,驚きですね。 最高出力,ではなくて,最大トルクであります。たとえば,0km/hからどれだけ鋭く加速できるか,であったり,曲率のきついコーナに飛び込み,速度が大きく下がった状態から再加速する,その加速に大…
典型的な,80年代のスポーツ・プロトタイプです。 そして,手堅い設計をしているようにも感じられました。たとえば搭載されていたエンジンにしても,部分水冷には踏み切ってはいるものの,ポルシェの代名詞である強制空冷という枠組みから大きく外れている…
OHVは,DOHCに対して優位性を持っている。 なかなか,信じられない話かな,とは思います。しかしながら,エンジンそのものも「物理」に支配されるということを念頭に置いて考え直してみると,どうでしょう。 そんなアイディアを実際に形にしたひとが…
日産のブランド・ハンドリングを(良くも悪くも)象徴する車種。 モータースポーツ方面ですと,比較的好意的に見ているメーカですが,このクルマに関してはちょっと厳しめ,かも知れません。 今回はフットボール方面を離れまして,こちらの記事をもとに,日…
初期型S13ですと,1800ccターボ。 いまから見ても,決して悪くない排気量設定だな,と思います。もちろん,ターボはツイン・スクロールということになるでしょうし,排気量にしてもちょっとだけダウンサイジング,ということになるかも知れません。…
クラレンス・ジョンソンさんへのオマージュかな,と。 このレーシング・マシンをはじめて見たときの,偽らざる感想です。 リア・セクションだけを切り取って考えるのであれば,確かに既存のレーシング・マシン,特にスポーツ・プロトタイプとの共通項を見出…
誰だったか,イタリア車を理解したければ大衆車だ,と。 さもなくばフェラーリだ,とも付け加えられる話のようなのですが,確かにその通りかも知れない,と思わせる話です。それだけ,イタリアのコンパクトは魅力的なモデルが多かったな,と思います。たとえ…
望み得る,最高の結果を叩き出した初年度でしたし。 VKエンジンへの注目度が高まるのも道理,でしょうね。 ラグビー日本選手権もはじまりましたが,今回はフットボール方面を離れまして(日本選手権については,のちほど書いていこう,と思っています。)…
心理的に,「扱いやすさ」を感じさせる大きさに見えるかどうか。 このハードルをクリアできているのだとすれば,真っ向勝負を仕掛けるとして,いい勝負が展開できるのではないでしょうか。今回はフットボールを完全に離れまして,こちらのニュース記事をもと…
スポーツ・プロトタイプにこだわってきたメイクス。 WRCであったり,ラリーレイドのイメージも確かに強いのですが,スポーツ・プロトタイプにも強いこだわりを示してきた。そんな歴史のあるメイクスの姿を,今季はサルテなどのパドックで見ることはできま…
アメリカンなクルマと,レーシングと。 この2つがつながらないとしても仕方ないかな,とちょっと思います。アメリカンな自動車メーカは基本的にDOHCヘッドを採用する,どころか伝統的なプッシュロッドに徹底的なまでにこだわっているし,そのプッシュロ…
不思議な組み合わせ,と言えば言えるかも知れません。 今回は,フットボールを離れましてwebCGさんのニュース記事をもとに,ランボルギーニ・ガヤルドに新たに追加されたモデルについて、ちょっと短めに書いていこう,と思います。 さて。今回は技術的な側面…
全長で170mm差であり,全幅だと20mm差であって。 何とも微妙な差ではありますが,意外に大きな意味を持っている数字かも知れない,と思います。170mmが軸間距離に直接反映される数字なのだとすれば,直進安定性などに影響を与える数字ですし,…
最初にスカリエッティの名前を聞いたのは,確かCGTVを通してだったか,と思います。 まだまだ,フェラーリがクローム・モリブデン鋼の鋼管フレームを使っていた時代,“アウターシェル”と呼ぶのが相応しいボディをファクトリーから引き出してくる映像を見…
新車当時は,不思議と縁がありませんでしたね。 リリース当時は,免許を取得して何年か,というタイミングでしたから,ライトウェイト・スポーツ,と言いますか,スモール・スポーツというのは確かに魅力的な選択肢ではありました。ありましたが,おサイフが…
トヨタさんはまだ,フォルムまでをアンベールしていませんが。 共同開発のパートナーである富士重工さんは,一足先に基本的なフォルムをアンベール,であります。 今回はフットボールを離れて,webCGさんのニュース記事をもとに,スバルの新たなスポーツにつ…
RX−8が生産終了,などと寂しい話が出てきたな,と思っていたら。 予想外のタマを仕込んでいた,と。 今回はフットボールを離れて,マツダさんのプレスリリースをもとに,クルマな話を書いていこう,と思います。 このリリース,表面的には2012年に投…
なかなかに魅力的なスタイリングではないでしょうか。 「どこかで見たような」デザイン要素も,確かにありますがね。たとえば,リア・セクションのデザイン処理にはミュンヘン方面が持ち込んだアイディアを感じさせるものがあるし,ナンバー・ブラケット付近…
ちょっと見ると,戦闘力を持ったマシンには見えないかも知れません。 それまでのラリー・マシンを思えば,「物理特性」が戦闘力を決定付けると考えるのが自然だったか,と思います。たとえばランチア・ストラトスは,この「物理特性」に忠実なデザインがされ…
耐久仕様への「最適化」ができたこと。 ごく簡単にまとめてしまえば,このようなことになるのかな,と思いますが,この「最適化」には日産の経験が生きていたのだろう,と同時に思います。そして以前も書きましたが,チャンピオンシップを狙えるパッケージ,…