OFF THE PITCH

永久欠番。

少なくとも個人的には,アメリカンな言葉です。 たとえば思い浮かぶのは,ハンク・アーロンにエディ・マシューズ(スタンリー・マシューズではありませんので,念のため。),ジャッキー・ロビンソンであったり。実際に足を運んだこともあるターナー・フィー…

浦和ユース、決勝トーナメントへ(クラブユース選手権)。

苦手分野が比較的明確,という印象はありますね。 「結果」から逆算するチーム・ビルディングを徹底すれば,ともすれば潰せる苦手分野かも知れませんが,結果から逆算するアプローチを採用しているようには感じません。残念ながら今季はまだ実際にチェックで…

アウェイな戦い方。

ホームな戦い方と,アウェイな戦い方。 Jを基準に考えると,それほど大きな違いはない,と結論付けていいのではないでしょうか。ホームなのだから攻撃的に,という姿勢が強まるというのは自然なこととして,ではアウェイでは慎重な戦い方を選ぶ,というクラ…

Perception, Decision and Execution.

状況把握,のために何が必要なのか。 そこまでを含めて,“Game Intelligence”という表現でもいいのかな,と思ったりします。 さて。今回はフットボールな話に戻りまして,鈴木さんが寄稿されたコラム(スポーツナビ)をもとに,ちょっと短めに書いていこう,…

「旗頭」は幻影か。

フットボール・ネイションとの距離が縮まりつつある。 悪いことではない,と思っています。 プロフェッショナル・フットボーラーとしてのキャリアは,概してそれほど長くはない,と言わざるを得ないように思います(重大な例外が,札幌方面と三ツ沢方面に在…

カズ、CBF理事へ(か)。

南米選手権では,ポリティクスの脆弱性が気になりましたが。 脆弱性を感じるのは,政治感覚だけではない,というのも確かです。そんな状態が変わるきっかけに,というのは正式決定もしていないのに過剰な期待感を背負わせることになるかも,ですが,カズさん…

再び辞退(南米選手権)。

ポリティクスはおまかせで,だったわけですね。 翻意を促された時点で,何らかの協力が得られると踏んだのかも知れないけれど。 いささか,ポリティクスを操る感覚に「甘さ」を感じます。皮肉を込めて書けば,内側なポリティクスが得意なひとであっても,外…

関東大学リーグ戦、日程発表。

スケジュールの書き直し,と書いてしまうと簡単に映りますが。 実際には,あらゆる部分に「再調整」をかけなければならないだろう,と感じます。 Jが本拠地としている競技場であってもスケジュール調整には煩雑な手続きがあるものと思いますが,大学リーグ…

電力事情と練習環境。

とりあえず計画停電は原則実施せず,でありますが。 電力供給が厳しい状態であることに違いはありません。需給バランスを示すバー・グラフが表示されているサイトもありますが,気温が安定してきた(と言いますか,ちょっと季節を先取りする形ではありますが…

リーグ戦化した高円宮杯。

昨季までは,「欧州カップ戦」型のトーナメントでありました。 リーグ戦的な要素を確かに持ってはいるけれど,あくまでもカップ戦,と考えるべきトーナメント,であります。であれば,カップ戦から“ホーム・アンド・アウェイ”なリーグ戦への変更であって,基…

側面支援。

すでに,再開時期は決定しています。 であれば,「どのように」再始動させるか,「どのようなスケジュールで」再開初戦を迎えるか,各クラブは意識を振り向けはじめているはずです。それは,大きなダメージを受けた場所を本拠地とするクラブであっても例外で…

Team as One.

いいフレーズだな,と思います。 “You'll Never Walk Alone.”も意味深いコトバだとは思うけれど,より「距離」が近いのはJのフレーズかな,と思います。 誰もが,チームを構成する要素なんだ,と。 ラジオを通じて知った言葉ですが,千春さんは「知恵のある…

Everything is difficult, but everything is possible.

めったに見ることのない,ほかのクラブのリリース。 でも,このリリースには揺さぶられるものがありました。今回は,ちょっとだけ。 冷静に考えれば,とあるサプライヤーのキャッチフレーズと意味するところは変わりません。変わりませんが,「コトバの温度…

J選抜を率いるのはピクシー。

ヒロミでも面白かったとは思うのですがね。 でも,最もわかりやすい人選でありますな。さて。こちらの記事をもとに,慈善試合の話を再び。 代表チームについては,すでにリリースが出されておりますが,J選抜側は(当初,予定になかったのですからある意味…

代表戦は慈善試合に。

とり得る最善の選択肢,ではないでしょうか。 まずは,国際Aマッチではないにもかかわらず,JFAからの要請を快諾してくれた,欧州各クラブに感謝,であります。今回は,ひさびさにフットボールな話をこちらの記事をもとにしつつ書いていこう,と思います…

エキップメント・サプライヤーの話(その2)。

最も長く,ミズノとの関係を継続したクラブであります。 それだけに,サプライヤー変更はある意味,意外な感じもしました。 しましたが,2011シーズンに向けてナイキが仕立てたホーム・キットはどこか,“Original Ten”時代に提案されたグラフィックを思…

エキップメント・サプライヤーの話(その1)。

確かに,首都圏のクラブではひさびさですね。 静岡県なクラブのイメージが強いかな,とは思いますが,古い話(JSL時代の話)を持ち出せば,「首都圏のクラブ」で存在感を示していました。読売クラブ,であります。そして,Jリーグとなると浦和との契約関…

「入場者」のことなど。

確かに,不思議な感じがしていました。 実感として,33,660というアテンダンスがあったかな,と。 ロアー・スタンドにも空席が散見されましたし,バック・アッパーはかなり大きな空席エリアがありました。また,ホーム側のゴール裏も,それほど密度が…

90分ハーフの前半戦。

ホーム・アンド・アウェイであること。 加えて,「アウェイ・ゴール」という要素が絡んでいること。 ホームで第1戦を戦えるという部分が,必ずしもアドバンテージに直結するとは言い切れないところがあります。攻撃的に,という意識を相手に利用される可能…

スポーツ・メディアの立ち位置は。

旗幟を鮮明にしてほしい,と思いますね。 浦和というクラブに対して批判的な立ち位置を徹底するのであれば,明確にその意思を表明すべきでしょう。どの部分をもって,浦和というクラブは相容れないと。 フォルカー・フィンケという監督に対する批判的な立場…

ヴェルディの本拠地移転報道について。

実現可能性,という部分で疑問符が浮かぶのは確かだけれど。 何かを動かさないといけない,というのもまた確かであるような印象です。 歴史と伝統を刻んできたクラブハウス,トレーニング・グラウンドは,確かに象徴的な施設かも知れないけれど,敢えて厳し…

さて、初戦(高円宮杯2010)。

初戦段階で,マークすべき相手が明確になりましたね。 同じく,プリンスリーグ1部を主戦場とする,流経大柏。開幕節で彼らと対戦し,そのときのファイナル・スコアは3−0ではあるけれど,チームの熟成度は明らかに高まってきていると見るのがフェアでしょ…

赤星選手、ラトビアリーグへ。

ポテンシャルを引き出してやれなかったのかも知れない。 ファースト・チームが表現していた,そして表現しようとしていたフットボールと,どこかでズレを見せてしまっていたのかも知れない。ローンという形で,フットボーラーとしてのパフォーマンスを錆び付…

共通項と相違点と。

何となく,理解できるような気もします。 就任前でしたか,メディアのインタビューに祖母井さんが,「いっしょに仕事をしたい」というコメントを残していたかに記憶しておりますし,どこかに共通項を持っているのは確か,ではありましょう。ただ個人的に思う…

ポスト・サテライト、その一策。

フットボーラーが持っている潜在能力,あるいは可能性。 それらを引き出したり,もともと表現できている能力を錆び付かせないために,何が必要か。しっかりとしたトレーニング・スケジュールも当然でありましょうが,同時に「実戦環境」も重要でありましょう…

実戦的なレーティングを。

FIFA基準だけを下敷きにするのは,不適当かも知れません。 同じように,IAAF基準も“クラス1”を想定してしまうと,ちょっと違ってしまうかも知れません。 今回は,こちらの記事(日刊スポーツ)をもとにしながら,書いていこうと思います。 ごく大ざ…

俊輔選手の去就は。

スポーツ・メディア経由だと,「観測気球」という意識もしますが。 時事通信さんが記事を配信(スポーツナビ)するとなると,さすがに確度は高そうだ,と思いますね。となると,「めぐりめぐって」記念ユニフォームの段階に戻る,ということになるのかな,と…

積み上げてきた歴史。

“テスティモニアル”の開催には,結構なハードルが存在します。 かの「ベスメン」規定で知られるJリーグ規約,この規約に「引退試合」に関する開催条件が規定されているのです。そして,この規定を充足することのできる選手は,ごく限られています。 実際に…

「斜め」の速さ。

逆風であっても,前に進むことはできる。 ただ,的確な角度を維持すれば,であります。 また言うまでもなく,斜めに進むわけですから,いつか逆方向へと針路を取り直さなければ,本来の針路から大幅に外れてしまうことになります。 そこで,的確なタイミング…

「学校」という可能性。

プロフェッショナルの大きな活動基盤。 「地域」という存在であります。 強さを持つようになると,存在感が相対的に希薄になる,ことはありましょう。ありましょうけれど,無視してしまっていい存在だとも言えないはず。そんなプロフェッショナルよりももっ…