J選抜を率いるのはピクシー。

ヒロミでも面白かったとは思うのですがね。


 でも,最もわかりやすい人選でありますな。さて。こちらの記事をもとに,慈善試合の話を再び。


 代表チームについては,すでにリリースが出されておりますが,J選抜側は(当初,予定になかったのですからある意味当然なのですが)リリースが出ているわけでもなく,どんな感じの人選になるのだろう,という状態でありました。J選抜,という基本的なフレームはわかったけれど,そのフレームをどのようなメンバーで組むのか,そのフレームを動かすのが誰なのか,と。で,その「誰」がドラガン・ストイコビッチさんに決まったということであります。


 マイスター・シャーレを掌中に収めたクラブ,その指揮官なのですから,当然でありますな。


 ちょっと話はズレますが。アーセンとの関係性(当然,グランパスでの関係性がメインですし,同時期にフランス・リーグを戦っていたことがある)があってのことだと思いますし,(ちょっと伏流水的,かも知れませんが)イビツァさんの薫陶を受けているという部分も作用しているのか,アーセンの後継としてガンナーズが考えているとかいないとか。そんなことに触れるメディアもありますが,なかなかのバランス感覚を持った指揮官だな,と感じるところです。就任初年度に表現しようとしたフットボールが,恐らくは理想とするフットボールとの距離が最も短いものか,と思いますが,自らがイメージするフットボールだけに意識を傾けるのではなくて,「折り合い」を付けてきている。アーセンが見ているのは,もともとのアタッキング・フットボールな側面かも知れないし,あるいはリアリスト的な側面をも含めた部分かも知れず。いずれにしても,確かに「あり得べき話」かな,と思います。


 それはそうと。


 今回のJ選抜はある意味,ストイコビッチさんが考える「代表チーム(とは言いながら,選びたいフットボーラーが代表チームですでにクレジットされている可能性もありますがね。)」になるかな,と思いますし,もともと理想として描いているだろうフットボールを表現するために,どのような要素を求めているのか,それなりに見えてくるものかも知れない,と個人的には思います。リリースが,楽しみであります。