側面支援。

すでに,再開時期は決定しています。


 であれば,「どのように」再始動させるか,「どのようなスケジュールで」再開初戦を迎えるか,各クラブは意識を振り向けはじめているはずです。それは,大きなダメージを受けた場所を本拠地とするクラブであっても例外ではありません。それだけに,ファースト・チームにとっての“ロジスティクス”とも言うべきトレーニング・グラウンド,あるいはフットボーラーのコンディションを整えていくための設備などをどのようにして確保するか,が大きな課題にもなるでしょう。


 この課題。仙台について,市原とさいたま(と言うべきか,浦和と言うべきか)が協力することになります。今回は,こちらの記事をもとに,ちょっとだけ。


 リーグ戦再開に向けてのキャンプ,そのキャンプ地が市原市さいたま市に決定した,という話であります。第1次キャンプを張る市原市では市原臨海,姉崎の使用が予定されていて,さいたま市では中野田のサブ・グラウンド(ということは代表チームのトレーニング・セッションでも使われる第2グラウンドと,第3グラウンドでありますな。),そしてレッズランドが使用されるとのことです。


 自分たちの本拠地ではないのだから,100%の準備,というわけにはいかないかも知れません。でも,可能な限り100%に近い準備をしてほしい,と思いますし,そのために市原市さいたま市に浦和など,仙台に対して協力できることがある。


 リーグ戦が実際に再開されれば,全力で挑むだけ,であります。


 センバツでも聞かれた話でありますが,相手に対して敬意を払う,というのは全力で勝負を挑むことであって,それ以上でもなければ以下でもない,と思うからであります。ではありますが,準備段階,それも自分たちが拠って立つべき基盤が大きく被害を受け,全力を引き出すための基盤が使えない状態にある相手をそのままにしておく,というのはまったく別の話。再開初戦,彼らも全力で戦える状態へと持っていくために,側面からアシストしていく。大事なことであって必要なことだ,と思います。