スポーツ・メディアの立ち位置は。

旗幟を鮮明にしてほしい,と思いますね。


 浦和というクラブに対して批判的な立ち位置を徹底するのであれば,明確にその意思を表明すべきでしょう。どの部分をもって,浦和というクラブは相容れないと。
 フォルカー・フィンケという監督に対する批判的な立場であって,浦和というクラブに対して批判的な態度を取っているわけではない,という反論が帰ってきそうですが,それならば,何をもって批判的な立場を取るか,という部分を明確にすべきでしょう。


 真正面から取り上げるのもバカらしいので,リンクなどはしませんし,短くとどめますが。
 浦和に,と言いますか,フォルカー・フィンケに対してどのような意識を持って見ているのか,明確に分かる記事を書き続けている「とある」スポーツ・メディアであります。


 イヤミを込めて,提案をすれば。


 まずは,どこかで見た配信記事のような書きはじめ,です。
 そもそも,配信記事で戦評をしている時点で,「なんだかなあ。」と思っているわけですが,スポーツ・メディアの看板を上げているのだから,もっとできるだろう,と思うのですね。エル・ゴラッソ紙が,短いなりにも独自の戦評を書けるのだから。
 個人的に興味があるのは,なにゆえに決定力の問題が生じているのか,この試合を実際に見ていたはずの記者さんの見解がどうなのか,であります。決定力不足。確かにいまの浦和にとっては大きな課題であります。であれば,決定力不足の要因がどこにあるのか,などという要素に踏み込んだコラム,ESPNサッカーネットやUKの高級紙のように,もっと読み応えのあるマッチ・レビューを読んでみたいものです。


 書けるだけの観察をしていれば,という条件が付きますがね。嫌いな監督の揚げ足を取ろうと,必死になるだけが楽しみの記者さんであれば,なおさらに難しいでしょうけど。