CORVO e AZUL

対韓国戦(AFCアジアカップ2011)。

ペナルティ・シュートアウトに持ち込んでしまったこと。 チームが潰れる時間帯を延長戦につくってしまったのは大きな課題だと思いますが,自分たちが振り回されるのではなく,相手を振り回す戦い方ができてきている,ということもまた,確かではないかな,と…

対カタール戦(AFCアジアカップ2011)。

ブルーノ・メツは,どの時期のバルサを意識してコメントしたか。 いずれにしても,ポジティブなようでネガティブな意味を込めているのは確かでしょう。要は,リアルに脆いのではないのか,と。千田さんは,ブルーノ率いるカタールをインテルと表現していたけ…

ファースト・ラウンド首位通過(AFCアジアカップ2011)。

実戦を通じてチーム・ビルディングを進められる。 かなり大きな収穫だろう,と思います。 代表戦にあっては,どんなフットボールで,という内容面よりも,勝利か否かという要素が重要である,と。確かにその通りではありますが,個人的には100%の状態で…

対韓国戦(IFM)。

フレンドリーな雰囲気がまったくない,フレンドリーでありますが。 見方を変えれば,チーム・ビルディング初期段階に願ってもないような実戦負荷を掛けられる環境でもあるわけです。ワールドカップ直前のフレンドリーを考えるならば,ゲーム・コントロールを…

ファースト・プロトタイプなアルゼンチン戦。

意外にも,プレゼンテーション段階での枠組みに近かったですね。 であれば,初期段階での意識付けがどのように機能しているのか,比較的読みやすかった試合,ということになるような印象であります。と,国際試合でもいつものように,なアルゼンチン戦であり…

プレゼンテーションな代表戦。

プロトタイプは,10月までお預け,と。 であれば,プロトタイプ構築に向けてJFAがプレゼンテーションを,という感じでしょうか。ザッケローニさんに,これまでの日本代表の特徴はこんな感じで,これからの方向性をJFA,と言いますか,技術委員会とし…

ザッケローニさん、代表監督就任へ。

スポーツ・メディアさんも,決定権を持っているかのような書き方でしたが。 原さんの嗜好には恐らく最も近いだろう,スペインな指揮官でもなく,アルゼンチンな指揮官でもなくて,なんとイタリアーノなコマンダトーレでありました,と。そうきましたか,であ…

フットボールか、アンチ・フットボールか。

シンプルにして,結構普遍的な命題であるように思います。 もちろん,重要な視座であろう,と思っています。いますが,タイミングによって議論の重要性,と言いますか,重みが違ってくるように思うのです。 たとえば,この議論を積極的にすべきなのは,チー…

土壇場のリアリズム。

好意的に解釈すれば,違った言い方もできようけれど。 そもそも得意な形が違うのに,敢えて逆方向に進もうとしているかのような,そんな違和感が付きまとっていました。思えば,同じような道筋をクラブ・レベルで見た記憶があるように思うのです。 2004…

勝って進もう。

もうちょっと正確に言った方がいいのかも知れませんが。 でも,端的に書くべきでしょう。勝負事,でありますから。 初戦で「勝ち点3」を奪取できたこと,第2戦でジャブラニの洗礼を受けはしたけれど,得点を奪いに行く姿勢を崩さなかったこと,そしてさら…

テスト、のような(コートジボワール戦)。

フットボールという競技に,アクシデントはついて回る。 確かにその通りだとは思うのですが,国際Aマッチ,最も重要な国際Aマッチを目前に控えた状態でアクシデント,というのはあまりに割り切れない状態であります。誰が,とか,どちらが,ではありません…

グラーツでリスタート(対イングランド戦・IFM)。

調整段階としては,悪くないですね。 少なくとも,戦うイメージを取り戻してきているな,と感じます。もちろん,IFMでありますから課題を表面化させることが重要であって,この試合でも課題が出てきているように思います。その課題を,どう本戦に生かして…

機能しなかったコントロール(対韓国戦・KCC2010)。

100%で立ち上がりから仕掛けられた,という感じでしょうか。 そもそも,相手の戦い方を具体的にイメージしていなかったのかも,と思います。そして,相手がどうあろうと,自分たちのフットボールを,という意識が薄かったのかも知れないし,その自分たち…

Finally Fixed.

サプライズ,と言えばちょっとサプライズ,のような。 とは言いつつも,概して言うなれば想定範囲内,でありましょうか。スポーツ・メディア的には,どの部分にフォーカスしていいのか,ホントに困るリストであろうな,とは思いますけど。 さて。JFAから…

使い慣れない理想より、使い慣れたリアルを。

どう見ても,遅すぎたテスト。 必要に迫られてのテストだった,というエクスキューズもある,かも知れません。それならば,テストするフットボーラーに対して,持てるストロング・ポイントをしっかりと引き出せる戦術的な基盤を提供する必要はあるでしょう。…

対セルビア戦(KCC2010)。

予定通り,だったのではないでしょうか。 セルビアの,でありますけれど。 裏返せば,無防備であったと言いますか,あまりに正直すぎたと言いますか。さらに言えば,攻撃の型にはこだわるけれど,守備の型に対するこだわりはあまりに薄い。チームとして,あ…

対バーレーン戦(アジアカップ予選)。

ひさびさに,屋号的な言い方ではじめれば。 テスト・セッションの使い方を間違えたおかげで,100%のアタックをしなくてもいいはずの予選で,100%の勝負を仕掛けざるを得なくなった,という印象を持ちます。 予選段階だけで話を完結させれば,それほ…

対韓国戦(東アジア選手権)。

ディビジョン2やディビジョン1を率いていた頃ならば,どうだっただろうか。 リアリストとして,徹底的に対戦相手を分析していたように思います。 分析結果をもとに,自分たちの持つ強みを表現できると同時に相手の強みを抑え込むゲーム・プランを描いてき…

対香港戦(東アジア選手権)。

「勝ち点3」奪取という結果は,確かにポジティブな材料ですが。 相変わらず狙うフットボールが曖昧だな,と感じます。現任指揮官がこれまでに表現してきたフットボールは,「堅守速攻型」を基盤として「相手の持つ強みを徹底して分析,オン・ザ・ピッチでそ…

対中国戦(東アジア選手権)。

対アジア仕様なのか,それとも対欧州仕様なのか。 この時期ですから,欧州仕様を狙っている,と思います。思いますが,どうも明確に欧州仕様を持ち込んでいるとは言いにくいところがあります。持ち込んでいると(最大限好意的に)解釈するとして,単純に欧州…

精度と課題と(IFM・対ベネズエラ戦)。

時期が時期でありますし。 課題が出てくる,というのは当然でありましょう。 ありましょうけれど,相当な目標を指揮官が掲げているのですから,相応に基準も引き上げておかないといけないかな,と。 ワールドカップ・イヤーの初戦であります。 対戦相手にベ…

対ガーナ戦(短信)。

失いかけた流れを引き戻したこと。 後半開始直後に,相手につくられた決定機。 追加点を奪取されることになった形です。決定的にリズムを崩すきっかけにもなりそうな,そんな形にも思えました。 相手の特徴を思えば,あり得る「形」です。持ち込まれたくはな…

対オーストラリア戦(最終予選・最終戦)。

せっかくの真剣勝負を,「空費」してしまった部分が多いな,と思います。 明確な意図を感じるパッケージならば,ファイナル・スコアを考えない評価も成り立ちます。 けれど,横浜国際にせよメルボルンにせよ。何かを意図したパッケージだったでしょうか。 ベ…

対カタール戦(最終予選)。

「組織性」で勝負するフットボールだと思うけれど。 結果的に,横浜国際でのゲームは逆を行ってしまったように感じます。 確かにパッケージは変更されていますから,「誰が」という印象にはなる。なるけれど,その変更された「個」を引っ張り出せなかったと…

対ウズベキスタン戦(アウェイ・最終予選)。

相手よりも,より多くのゴールを奪うこと。 相手の攻撃を,抑え込むこと。 いささか単純に,フットボールが持つ要素を説明するならば,このようなものになりましょうか。この単純な要素,「結果」が厳しく要求されればされるほど,ハッキリと見えてくるよう…

対ベルギー戦(KCS2009)。

ベスト・パッケージ,に近くはありましょう。 「距離感」のオプション,とでも言いましょうか。 ウィンガーとSBが近めの距離感をつくって,相手を引き付ける,と。第1戦の形がひとつのオプションであるとして,第2戦の形もひとつのオプションではないか…

対チリ戦(KCS2009)。

予選段階では見えにくくなる,チームの方向性。 その方向性に対して一定程度の「確信」を与える,そのきっかけになってくれるゲームではないか,と思います。 100%のチームが対戦したわけではありませんから,収穫も100%ではなく,割り引くべき要素…

対オーストラリア戦(最終予選)。

「フレームは」悪くないと思うのですけれど。 そのフレームを生かすのに最適な「パッケージ」だったかな,と思わないでもなく。獲得した勝ち点と同じように,何とも評価,表現に困るところです。 ただ,しっかりとギアがかみ合った,なかなかの真剣勝負では…

対フィンランド戦(KCC2009)のことなど。

ちょっと厳しめのことを言うならば。 テストと言うには,いささか不十分なテストだったかも知れません。もちろん,対戦相手のコンディションであります。 ありますが,狙いがブレている部分も感じないではなく。さらに,必ずしもフィットしているとは言いが…

対バーレーン戦(アジアカップ予選・アウェイ)のことなど。

どうやら,「アウェイ」と言うより「鬼門」ですね。 と言いますか,どうしてバーレーンに降り立つとリズムを崩すんでしょうか。崩さなくてもいいパッケージを崩すからではないかな,と思ったりもします。 バーレーン戦の話であります。 ありますが。ゲームの…