JTCC復活(か)。

2012シーズンには,5ラウンドが予定されているとか。


 いい話ではありませんか,とは思うけれど,ちょっと心配,でもありますね。


 ちょっとばかりフットボールから離れまして,オートスポーツさんのニュース記事をもとに,日本にも再びツーリングカー・レース!?という話などをちょっと。


 さて。この記事を読んでみますに,本格的に選手権が動きだすのは2012シーズンのようであります。年間6戦が組まれて,5戦は日本で開催,残る1戦を中国で開催する,という形なのだとか。とは言いながら,2010年の段階で公式なアナウンス,というものではなくて,選手権に関するアナウンスは2011シーズンに,という話のようでありますから,いまから国産メーカ各社と交渉を開始する,という形でありましょうか。


 車両規則を考えてみると,サーキットなS2000規定でありまして,ガソリン・エンジンですと自然吸気の2000cc,ディーゼルでありますと2000ccターボ,ということになっております。WTCCで考えると,シボレーとBMWはNAの2000ccを選択,セアト(フォルクスワーゲン・グループの会社であります。)は2000ccターボを選択しております。


 で,ちょっと心配,というのは。


 まずは,マシンがそろうのかな,ということであります。2000ccのセダン・ボディ(あるいはハッチバック)という条件を国産メーカのラインアップにあてはめてみると,以外に選択肢が狭いような感じがするのですね。となると,各メーカに参戦を,となると,まずはホモロゲーション・モデルを用意してもらうところからはじめないと,というような感じになるところもあるな,と思うのです。もちろん,プライベティアがWTCCやBTCCに参戦している車両を購入,JTCCに持ち込む,というケースもありましょうが,やはり国産メーカの参戦がないと,選手権としての迫力が薄くなってしまう。ここは,2012年までの交渉が大事だな,と思うところです。
 また,メーカがどの段階まで選手権にコミットしていくのか,という要素も,重要なものではないかな,と思います。メーカが前面に立って選手権を動かす,というのもそれは魅力的ではあるのですが,物量作戦を展開してしまうと,時に「先がなくなる」こともあり得ます。選手権をしっかりと根付かせるつもりならば,メーカがどの段階でプライベティアへの技術的な支援,という程度にコミットを抑えていくのか,というスケジュールを考えてもらうこともまた,大事な話なのかな,と思うのです。


 いずれにしても。現段階では,国内での公式発表はされていない話です。公式発表の段階までに,どれだけ話が煮詰まるか,注目してみようと思っています。