ファウルのあとに。

確かに,ちょっとばかり高いんですよね。


 ちょっとしたヒビでも,しっかりと交換でありますから。


 一般的には,飛び石が多いでありましょうか。対向車が跳ね上げた,あるいは先行車両のタイアに挟まっていた小石が,ウィンドスクリーンに直撃する,と。


 個人的にも,ゾッとする思いを峠道でしたことがあります。なかなかにいい音を響かせているスポーツ・セダンが峠を下ってきます。すれ違うかどうか,というタイミングで,凄まじい音がウィンドスクリーン方面から聞こえてきます。「なにを!?」と思ったのは一瞬で,すぐさま飛び石だ,と。しかし。幸運でありました。石が意外に丸かったのか,それともコーティングが奏功したのか,表面がちょっとだけ削れてしまったけれど,交換にまでは至らなかったのであります。実際に交換となると,コンパクト・クラスであろうとも10万円からのオーダであります。


 まあ,いずれにしても高い話です。とは言え,ジョークの飛び交う話になったようでありますけども。ということで,ちょっとMLBな話を日刊スポーツの記事をもとに,ちょっとだけ。


 この日のゲームまでの松井選手は,ちょっとコンディションが上がりきらない,という感じでありました。ヤンキー・スタジアムでも,コンディションが低下しているときはそうでしたが,どうしてもボールがインフィールド方向に集中してしまう(要は,ゴロになってしまう)状態でありました。まだまだか,と思っていると,オーナのメルセデスを直撃するファウルを放ち,それだけでなく同じ打席でしっかりとHRをものにする,と。


 エンジェルスは,松井選手がスラッガーだから,というわけでなく,“クラッチ”だから,という理由で獲得へと動いていたか,と記憶しています。このときの打席では,ランナーがファーストとセカンドにいる状態だった,と。つまり,エンジェルスにとっては松井選手に「本領を発揮してほしい」シチュエーションであった,と言えるでありましょう。そして,期待通りの一打を放った。


 あくまでも,プレ・シーズンでありますから,100%にコンディションを持って行く必要性は薄いだろう,とは思いますが,同時に早い段階で,昨季の感覚に持っていく,というのも大事かな,と。その意味で,ちょっとばかりビックリするようなファウルが呼び水にはなりましたが,クラッチとしての感覚は戻ってきているのかな,と思ったりします。