ラリーアート、活動縮小。

最初は,やっぱり読めなかったです。


 英語を学んでいなかった時期に最初に目にしたわけですから,読めなかったのは当然と言えば当然です。けれど,どうも三菱との関係はありそうだ,とは理解できていました。


 三菱のモータースポーツ部門を支えている組織が,ラリーアートであります。この組織が活動を大幅に(と言って,ほぼ差し支えないと思いますが。)縮小する,というwebCGさんのニュースをもとに,ちょっとだけ。


 一時期,ごく初期型のパジェロに乗っていたこともありますから,“パリダカ”の印象は強かった,わけです。WRCから遠ざかっていた時期でも,三菱とラリーを結び付けていたのがラリーアートであり,パジェロであったな,という思いがあります。そんな時期からWRCに復帰すると,一時期は覇権を握るまでに強さを見せ付けます。
 しかし。欧州市場でのイメージアップに,うまく結び付かなかったかな,と思います。さらには,グループAの車両規則が不利にも働いていたかな,と。タマをなくしてしまうから,WRCに参戦しづらくなる。で,参戦を取りやめる。同じ形でダカールからも撤退してしまう。


 本業あってのモータースポーツ,という側面も当然あるはずですから,仕方ない,という見方もあるでしょう。けれど,三菱というイメージ,その何割かを支えてきたのがモータースポーツであって,その前線を担ってきたのがラリーアートであった,とも思っています。そんな存在が,活動を縮小してしまうというのは,いささか寂しい話であります。