2回戦敗退(第89回全国高校ラグビー)。

・・・完封されるとはね。


 と言いますか,「何を武器に」埼玉県予選を勝ってきたのだ,と。ディフェンスではなかったのか,と。そのディフェンスが中途半端では,相手のリズムになるのも道理でしょう。


 いささか,ガッカリしております。対戦相手に爪痕も残せなかった,ということに。
 高校ラグビーであります。
 2009年最後のエントリ,ではありますが,明確に敗戦原稿ですのでごく短めに。


 確かに,シードは高い壁ではあります。でも,乗り越えられないほどに高い壁,だとは思わない。
 と言いますか,乗り越えない限りは「その先」が見えていかない。


 2回戦での対戦相手は,優勝候補として位置付けられるチームです。「壁」の高さは相当なものだ,とも言えるでしょう。しかし,対戦相手に対して敬意を払い過ぎては,自分たちのらしさまでもが抑え込まれてしまう。100%で戦うために敬意を払うのではなくて,萎縮してしまうことになるわけだから。


 ディフェンスを基盤として県予選を戦い抜いてきたチームが,ディフェンスでリズムを崩した。対戦相手のフィットネスやモチベーションなどを考える以前の話として,対戦相手の存在を大きく見過ぎてはいなかったか,と。


 純然たるアウトサイド的な視点で言うならば,違った言葉もありましょう。
 けれど,そんな言葉を持ち出すよりも,「自滅」という言葉を持ち出したい。もっと高い位置をセットして,自分たちのラグビーを組み立てるだけでなく,シードを超えるためのメンタル・タフネスも強く意識してほしい。


 そう思う,高校ラグビーでありました。


 さて。本年最後のエントリであります。


 さほど大したことを書いているわけではありませんが,ごひいきいただきありがとうございます。
 2010年は,ブログ引っ越しについての話からはじめることになろうか,と思いますが,変わらぬごひいきをいただければ,幸いに存じます。


 では,よいお年をお迎えくださいませ。