初戦突破(第89回全国学校ラグビー)。

簡単なゲームなど,恐らくはないだろうと思っていましたが。


 実際に,かなりの接戦でありましたね。あったけれど,「止まってしまう」わけにはいかない。
 その意味で,結果を出してきたことは重要です。


 フットボール,ではありますが,楕円球のフットボールであります。今回は,こちらのトーナメント表(高体連ラグビー専門部)をもとに,高校ラグビーの話をちょっとだけ。


 埼玉県代表校が,出身校ともなれば。


 1回戦を俯瞰して,などと冷静な見方ができるわけもなく。さらには,浦和という強豪との鍔迫り合いを制して代表権をつかんだ,という背景を思えばなおさらに,1回戦で立ち止まるなど許される話ではない,と。というように,埼玉県代表校目線なのは言うまでもありません,と書いておいて。


 前半に先手を取った,というのが大きかったな,と。
 トライを奪取すると同時に,コンバージョンも成功させる。
 ここでリズムを,と思ったわけですが,前半終了間際の時間帯にファウルから相手にトライを許し,コンバージョンをも取られたことで点差が7点差に詰まる。トライ奪取,という側面でまったくのイーブンであった後半を思えば,前半でのトライ奪取がゲームを左右したと言えますし,ディフェンス面での徹底度がこのゲームでの鍵であった,とも言えるでしょうか。


 と,初戦からかなり厳しいゲームを制したわけですが。


 2回戦の相手(東福岡)を思えば,決して悪くない形で勝ち上がったな,と感じます。
 攻撃面で勝負をかける,というのも一策ではあるけれど,深谷は徹底したディフェンスからリズムを,という形で勝負をしていくことが「らしい」ように思えます。であれば,初戦は「らしい」戦いを徹底してきた,とも言えるか,と。


 この形を,2回戦でも,と期待しております。