七北田改修へ(か)。

利府との関係性を,整理する必要性はあるでしょうけれど。


 単純にアウトサイドとしては,魅力的な話だな,と。


 今回は,サンスポさんの記事をもとにしながら,書いていこうか,と思います。


 ユアテックを改修する。


 これだけを取り出して考えるならば,なかなかに魅力的な話です。


 この記事を読む限りでは,20,000にちょっとだけ欠けるキャパシティを,20,000オーバーへと引き上げる,というのが現段階でのラフ・スケッチのようでありまして,この基本計画を実際に動かすかどうかは,2010シーズンの観客数,その推移をチェックするところから判断するということのようです。


 なかなかに堅実な話ではないか,と感じます。


 FIFA基準を意識しての改修ではないはず(2018,あるいは2022を視野に収めた話であるならば,FIFA基準に適合させるまでの距離,CPを考えても改修対象が違うはず)ですから,アッパー・スタンドを増設する,などの大規模改修は可能性として排除すべきではないでしょうが,それほど高い可能性を持った話でもないだろう,と感じます。むしろ,ピッチ・レベルを下げることで座席増設を可能にする,などの方法論を考慮しているのではないか,と推理します。外側からの姿には変化を与えず,実際にはスタンドの傾斜を微妙に変化させることでキャパシティ・アップを狙う,というように。


 ともかくも。アウトサイドとしては,セインピスタの魅力が増す方向での改修を期待したいと思います。思いますが,そうは言っても集客が見込めるカードでは七北田公園ではなく,利府という選択がされるのだろう,とも(いわゆる,ひとつのポリティクス)。


 確か,セレッソ長居球技場を大幅に改修,自治体へと寄付する形でセインピスタの競技場を本拠地に,というアイディアを動かそうとしているようですが,このアイディアにしても集客が見込めるカードでは現在の本拠地である,長居スタジアムを継続使用するとかしないとか。


 ・・・セレッソの話にしても,ベガルタの話にしても。


 興味深い話ではあるのですけど,結局「体感する」チャンスは薄そうです。