Type R euro, just out.
セダン・ボディも悪くないですけどね。
ちょっとだけ大きいかな,と思うところもありますが,Dセグメントに収まるディメンションは,取り回しと居住性をバランスさせる,という部分から考えて,ひとつの解ではないか,と思います。
とは言え,個人的には“ホットハッチ”ボディで,というのが気分なのも確かです。
スポーツ・イメージを背負ってきたのは,セダン・ボディではなくてハッチバックでした。その姿を実際に見ているだけに,ハッチバックを求めてしまうところもあるのです。
でも,かつてのシビックのようにライドハイトを徹底的に低め,レーシング・マシンかと思うようなサスペンション・セッティングを狙う,なんて方向性ではもったいない。もっと,「オトナ」な使い方のできる,上質なホットハッチと見ていいようです。
ということで,今回はフットボールを離れまして,webCGさんのニュース記事をもとに。
国内市場では,残念ながらディスコンとなっていますが,欧州市場ではまだまだ,5ドア・モデルを含めて主力車種であります。商品戦略,なのでありましょうが,国内市場ではハッチバック・ボディとクーペ・ボディ(こちらは北米市場に投入されるモデルでありますが)を投入せず,かつてアコードが担っていたプロダクト・レンジに,という意図があったようです。そのために,セダン・ボディだけという形となり,タイプRもセダン・ボディとなった。
なかなか,ハッチバックがプレゼンスを示せない市場環境ですから,セダン・ボディだけという判断も仕方ないのかも,とは思います。
でも,欧州市場で高い評価を受けているモデル,という話を聞くに,「市場投入されないのはもったいない」と思っていたわけです。
さて,どんな乗り味なのか,という部分に関しては,下野さんが試乗記事(webCG)を書いておられますので,そちらを参考にされるといいか,と思いますが,さすがにワインディング・ロードと定常円旋回(ラウンドアバウト)が日常であるUK育ち,サスペンション・セッティングが単純にハードなだけでなく,なかなかのものであるようです。
とは書きましたが,相当な限定ロットであります。
2010台だけの限定輸入で,追加ロットの予定はないとか(ホントか!?)。でありますれば,「これは!」と思われた方は急がれた方がいいと思いますし,ちょっと長考してしまって2010台に間に合わなかったとしたら,追加ロットを実現するべくディーラにアピールを,とオススメしておくことにします。