パートナーにPASMO(かも)。

ちょっとばかり不思議なリリース,と言いますか,インフォメーションでした。


 シャトルバスの乗車券販売をやめる,とのこと。


 確かに,ICカードを利用される方も多くなっているでしょうし,お得度からすればこれまでのバスカードもなかなかに便利であります。であれば,それほど多くの方が乗車券を求めるとは言えないかな,とは思うわけです。


 ただ,国際興業さんにしてみれば顧客サービスの一環でもありましょうし。


 それをやめるというのは,どういうことなのだろう,とちょっと思ってみたわけです。すると,シャトルバスに関するインフォメーション,そのリリースが出る2日前に,こんなリリースも出ていたのでありました。


 となると,「ひょっとして」と思うこともあったりするわけです。ということで,タイトルにも掲げましたが,ちょっとだけ推理なエントリであります。


 結論から書けば,浦和のパートナーにPASMOがつくかも,と思うのです。


 確か,電子マネーではedyが利用できていたか,と思います。シーズンチケットの情報が落とし込まれているプラスティック・カード,そこにはedyが搭載されていますし,リーグ仕様に対する配慮,という位置付けもあったでしょう。ただ,浦和としてはPASMO(ということは,当然にSuicaでもありますが)を選択したのではないか,と考えるわけです。ただ,同一仕様,と言うか規格的には本家のSuica(ということは,JR東日本)ですと蘇我方面とパートナーが見事にバッティングしてしまうので,そうではなくてPASMOのほうなのではなかろうか,と。


 となると,PASMOサイドへの「配慮」が必要になります。その配慮として,埼玉スタジアム2002のグッズ売店(南広場),MDP販売ブースに端末を設置,利用できるようにしたり,PASMOへの誘導を図るべくシャトルバスでは乗車券販売を終了する,という形になったのではないかな,と思うのです。


 実際に,PASMOがパートナーに付いてくれたとして。


 この手法はちょっと,FIFAマーケティングを思い出させるものです。そして,パートナーがメリットを享受するためには,徹底しすぎるくらいに徹底した対応を取らないといけないとも思います。単純に,競技場にあるLEDアドボードに名前が露出するだけでは,パートナー契約に見合ったメリットとはいいにくいところがあります。競技場に足を運ぶひとたちに,直接的につながる可能性がある会社がパートナーであるならば,具体的なメリットを望むはずですし,そのメリットをクラブとして確保する必要性がある,というのは確かでしょう。


 実際には,ちょっとした不便を生じる可能性はあるのだけれど,それでもパートナーの権益は最大限に保護しています,という姿勢を取り続けないと,パートナーをつなぎ止めるのは難しくなってくるかも知れません。・・・というような推論が当たっているとすれば,クラブ・スタッフ,特に営業部隊が頑張っている,ということになろうか,と思います。