長居にセインピスタ(かも)。

2018,あるいは2022を意識して,という話ではないでしょう。


 ワールドカップを意識するならば,長居スタジアムを追加的に改修する方が近道であるはずです。IAAF基準であるクラス1は充足していますが,現在のFIFA基準からすると追加的に改修をかけるべき部分があるはずです。どれほど2018,2022に向けた可能性があるか,という留保はあるにしても,追加改修はどこかで意識しているはずです。


 いささか話がズレましたが。


 リーグ戦における観戦環境を強く意識してのことでありましょう。それにしても,「大阪」を冠する2つのクラブが同時期にセインピスタへ動き出す,というのは面白いですね。


 ・・・もちろん,日刊スポーツさんの記事が飛ばしでなければ,ですけれど。


 今回は,日刊の記事を信用して話を進めてみようか,と思います。


 セレッソさんが全面改修を計画している,と日刊が言うのは長居球技場(大阪市スポーツ・みどり振興協会)であります。竣工時期ゆえの渋さもあってか,メインスタンドから受ける雰囲気はイングランドの競技場のようで,確かにセインピスタへの改修というのは魅力的な話ではあるな,と思います。(地盤として可能ならば,という留保はありますが)ちょっとだけピッチレベルを下げて,角度を付けたサイドスタンドを設置できると,本格的なイングランド・スタイルの競技場が長居公園に,ということになりそうです。


 と,アウトサイド的には期待を持つ話であります。


 キャパシティも,20,000〜30,000程度を想定しているようで,プロフェッショナル・クラブの本拠地としてなかなかの雰囲気を醸せる,いい落としどころではなかろうか,とも感じます。


 ・・・浦和であったり,ガンバ相手だと長居スタジアム,というのはガッカリかもですがね。


 フットボール・フリーク的には歓迎すべき話,とは思いますが,「現状の」球技場を使用する競技団体との交渉が大事でありましょう。フィールド・ホッケーやアメリカン・フットボールが球技場を使用しているとのことで,恐らく天然芝へとピッチを変更してしまうと彼らは球技場を使いにくくなるはずです。


 彼らに対して,どのような方策をセレッソさんや大阪市サイドが提案できるか。


 関係方面との協力体制がどれだけしっかりと組めるのか,がこの計画の鍵でありましょう。

 (かも)という留保文言が取れたら,また書いてみようと思います。