MiTo GTA.

アルファ版“R32”。


 開発陣に対しては申し訳ない表現かも知れませんが,特徴的なリア・ビューを見ると,R32を意識していなかった,ということはないな,と推理します。同時にフロント・セクションを見ると,アルファの血統であることを濃厚に感じます。レトロな雰囲気を漂わせる8C,あの流れを感じるデザインです。


 スポーティで,なかなかにエレガントでもある。悪くないな,と感じます。



 今回はフットボールを離れまして,今回はwebCGさんのニュース記事をもとに。


 日本市場にも導入されているMiTo,その追加モデルであります。


 と言っても,このニュース記事をまとめた曽宮さんによればコンセプト(あるいは量産型プロトタイプ)という段階であって,最終的な仕様としてまとまっているわけではないのだとか。ただ,楽しみな方向性であることもうかがえます。


 まずは徹底した軽量化が施される可能性が高いこと。“GTA”というのは「軽量化モデル」という意味なのだそうですが,その名前に相応しく,オリジナル・モデルからの軽量化処理を施す方向性なのだ,とのことです。ルーフにカーボンファイバーを採用したり,サスペンション・アームにも軽量素材を採用するなどして運動性能への配慮をしていることであります。
 また,サスペンション・ジオメトリーを変更することで増強されたパワーへの対応を図る,と。もともとグランデ・プントのアルファ版,と位置付けられる“MiTo”ですが,アルファは基本的に与えられたパッケージであっても巧みに「アルファらしさ」を引き出し,最終的にはベースを感じさせないところにまで持ってくる,という印象があります。そのベースをさらにモディファイしていくのですから,アルファらしさ,という部分では濃厚さを感じることができる,かも知れません。


 導入時期がいつになるかは分かりませんが,期待したいモデルです。