08〜09ラグビー日本選手権(組み合わせ)。

まいど,1回戦が楽しみだったりしますが。


 残念ながら,今季も足を運べそうにはありません。早稲田と帝京がともに2回戦へと駒を進められるのか,それとも。そんな部分を楽しみにしつつ,2回戦から足を運んでみようと思っております。


 スケジュールが発表されたフットボール,ではなくて,楕円球な話であります。


 JRFUさんのリリースをもとに,日本選手権の話であります。


 2008〜09シーズンから,ちょっとした変更が加わっております。


 1回戦のカードが増加しております。


 日本選手権への出場権を獲得できる枠が,トップリーグでは広がっているからです。昨季までは,4チームに出場権が与えられていたために,トップリーグ勢は2回戦から選手権を戦う,という形になっていました。今季は6チーム,という形になっているために,昨季までの1回戦に加えて,TL勢で戦われる1回戦も用意されることになったわけです。今季は,グリーンロケッツスティーラーズ,そしてサンゴリアスとスピアーズというカードが組まれております。


 さて,楽しみなのはやはり,サンゴリアスでありましょう。


 ワイルドナイツを相手に戦ったマイクロソフトカップ準決勝では,「いつの間にかリズムを奪われた」ようなゲームだったかと思います。ゲームへの入り方を見れば,サンゴリアスの方が鋭い立ち上がりを見せていたな,と感じます。ブレイクダウンでリズムを握ると,縦に鋭く勝負をかける。決して悪くないゲームだったはずなのに,実際にはキックレンジでのペナルティでリズムを自ら手放していたように感じます。


 緻密に構築したゲーム・プランに相手を引きずり込む。


 その形を作りかけながら,逆に相手のプランに乗せられる。やってはならない形に嵌ってしまったサンゴリアスにとって,選手権はリベンジの舞台でもあるはずです。トーナメントを駆け上がるためには,早い段階でシビアな勝負を,などと考えているかも知れないし,そういう視点で見るならば決して1回戦からの参戦は悪くないかも知れない,などと思うのです。


 次に,大学チームでありますが。


 TL勢との対戦を,「現実的な射程」として意識しておいてほしい,と思います。決して,クラブ・チームだったり,トップ・チャレンジ1位のチームを低く見るつもりはありませんが,やはりかつての選手権を思えば,“トップレベル”との対戦,その可能性を徹底的に突き詰めてほしいと思うのも確かです。より高いレベルでのゲームを戦うことで,自分たちのラグビーが通用する部分,逆に足りない部分が見えてくるはずで,TLと大学リーグ,その距離を縮める大きなきっかけにもなるはず。そんな経験を,できるだけ多くと思うわけです。


 いずれにせよ。ラグビー・シーズンを締めくくるトーナメントがはじまります。