さあ、中野田へ(高円宮杯2008)。

国立霞ヶ丘から,中野田へ。


 流通経済大柏に阻まれた道筋です。


 今季も,準決勝の対戦相手は岡山作陽高校と,高校チームであります。


 エル・ゴラッソ紙でもなかなかの評価をされていたチームですね。戦術的な微調整を的確にかけていくことで,ゲームのリズムを掌握していく。戦術的な徹底度という部分では,「選手権」を意識する高校チームは概して高いものがあると思っていますが,リアリスティックな方向性において意識が高いとも感じます。カップ戦仕様,とでも言いましょうか。作陽も例外ではないはずですが,そこに「柔軟性」という要素も収まっている。流通経済大柏とは違った,高校チームの壁だなと感じました。


 それだけに,突き抜けることができるならばチームをさらに加速させることができるはず。そんな印象も持っていました。


 彼らは,準決勝という壁,そして強豪高校チームという壁をしっかり打ち破ってくれました。延長戦を制し,中野田への指定席切符を奪い取ったわけです。


 さて,残るステップは1つだけ。駒場での予選リーグ,あの時とまったく同じカードが待っています。
あのポジティブなイメージを維持すると同時に,勝ち上がってきたという事実に敬意を表して“100%”のファイトを見せ付けてほしい,と思っています。