重みを増す最終戦(高円宮杯2008)。

例外的に早いキックオフ・タイム。


 恐らくは,ACLへの移動を考慮した決定でありましょう(放映権関連だったら,納得どころの話ではありませんが。)。となると,大宮公園に足を運んだとしても試合をフルに見るのは難しい。


 ハシゴという選択肢は取れないな,と。


 それだけにすごく気にしていた,グループリーグ第2節,であります。


 最終節に向けてフリーハンドを確保するためには,「勝ち点1」ではなく「勝ち点3」を奪い取りたいゲームだったはずですし,そんな意識を持ってもいたでしょう。ですが,PDFになっているゲームサマリーを見ると,アディショナル・タイムにPKを与えてしまい,「勝ち点2」を手放してしまったようです。グループリーグでの主導権を掌握して,最終節での戦い方に幅を持たせられる状態にまで漕ぎ着けながら,最後の時間帯に詰めを欠いた,ということになってしまいます。・・・これはもったいない。


 グループリーグの順位表(JFAオフィシャル)を見ますと,確かに相対優位な状態にはあるのですが,決して楽観できるものではありません。


 日程面を冷静に考えるならば,そして敷島公園への移動を思えば,青森山田は厳しい状態にあるとは思うのですが,「結果」がチームにポジティブな影響を与えているとも読めます。高円宮杯に限定してみるならば,勝ち点を獲得できない状態から「勝ち点2」を奪い取ったようなものですから,リズムは上向いていると見るべきでしょう。


 そして彼らの相手は,予想外に失速してしまっているマリノス・ユース。「勝ち点3」を想定しておく必要もあるだろうな,と。


 となれば,最終節での選択肢は決して多くないと思っています。「勝ち点3」を意識した戦いを挑んでほしいと思いますし,勝ってファースト・ラウンドを終わる,そしてセカンド・ラウンドへの切符を確実につかみ取ってほしいと思います。