Test at Night.

やっぱり,ドゥカが速いですね。


 今回は,フットボールでもなければ,ラグビーでもなく。バイクの話などを。


 “motoGP”であります。





 2007シーズンは,デスモセディチがチャンピオンシップを奪取しました。参戦当初からかなりの速さを見せていたドゥカティが,「強さ」をも身に付けたシーズン,という感じでしょうか。
 市販車ですと,素直にドゥカティを見られる(資金的なバックグラウンドがあれば,1098あたりが欲しいですね。)のですが,レースとなるとどうしても「打ち破るべき壁」に見えてしまう。ヨシムラ・スズキからバイク・レーシングに興味を持っている関係か,どうしてもスズキの動向が気になるんですね。
 そこで,リズラ・スズキのサイトをチェックしてみると,興味深いニュース記事(リズラ・スズキ・オフィシャル)を発見しました。


 今季第1戦は,カタール(ロサイル・サーキット)で開催されます。


 そこでのテスト・セッションが行われたのですが,行われた時間帯は何と夜。マシン・セッティングなどを考えれば,夜間にテスト・セッションをこなすのはどうなのだろうか?と思っておりますと,3月9日の本戦も,ナイト・レースなのだとか。ちょっとNASCAR(確か,シャーロット・ラウンドだったでしょうか。)を思い起こさせるものがあります。
 このニュースでは,スズキと契約しているライダーのコメントが掲載されているのですが,想定していたよりも明るさは確保されているという印象を持っているようです。ただ,影がかなり長くできるようで,感覚的な部分で慣れがまだ必要,とのことであります。


 それ以上に,スズキはまだ熟成途上の印象ですね。


 ロリス・カピロッシが指摘しているのですが,ヘレス・テストでも表面化していたトラクションに関する問題をクリアするのに時間がかかっているようです。ただ,クリス・ヴァーミューレンがコメントするには,問題をクリアするための方向性は見出しつつあるようで,本戦までの間にどこまで熟成を進められるか,という部分が問われるようであります。
 ロサイルでのテスト・セッション,タイム的にはストーナーから約2秒落ち。このタイム差を本戦でどこまで詰められるか,期待したいところです。