グループB最終戦(高円宮杯2007)。

まずは,グループBを俯瞰するエントリを。


 第2戦終了時で,主導権を持っていたのは静学と浦和ユース。


 ただし,星稜と青森山田にしてみれば,最終戦で「勝ち点3」を挙げることができるならば,通算成績を1勝1敗1分けに持ち込むことができる。2位通過が難しくとも,ワイルドカードに滑り込むことは可能となるわけで,最終戦は積極的に仕掛けてくるだろうことが予想できる展開だったわけです。


 で,青森山田はこのプランを徹底できたようです。


 最終戦は,同時刻開催となる関係で,静学−青森山田戦は埼玉スタジアム2002・第2グラウンドでの開催ではなく,敷島公園(サカラグ)での開催となったのですが,JFAさんの大会情報ページ(JFAオフィシャル)を見ると,青森山田は静学と1勝1敗1分けで並び,得失点差によって静学がグループ2位(勝ち点4・得失点差+1),青森山田がグループ3位(勝ち点4・得失点差−1)という形となり,ワイルドカードに滑り込んだわけです。


 さて,浦和ユースですけど。


 試合詳細はのちほどまとめるとして,非常に安定した戦いぶりでした。


 星稜を6−1で退け,通算成績は2勝1分け(勝ち点7),文句なしのトップ通過でラウンド16であります。熊谷での対戦相手は,グループDで3位に入り(勝ち点3・得失点差−1),青森山田と同じくワイルドカードを獲得した札幌ユースであります。


 ここからはノックアウト・ステージです。グループリーグでのいい流れを途切れさせることなく,ゲームに臨んでほしいと思いますね。