オーストリア遠征メンバー(第1回発表分)。
高円宮杯に配慮して9月8日にはリーグ・スケジュールを入れないとは,「日程君」もなかなかに気配りができるな!なんて思っておりましたが。
実質的には,ディビジョン1がゲームを行わないために使用できるスタジアムもあるわけですから,ちょっとした気配りをしてくれてはいるわけですけど,最初から2種チームに配慮するほど,日程君は気配りをしてくれるはずもなく。
すっかり,代表チームのスケジュールを忘れておりました。1戦1戦を独立した国際Aマッチとして戦うのではなく,トーナメント(通算成績を考慮する)方式で戦われる3大陸トーナメントに参戦するためのオーストリア遠征,であります。ということで今回は,【オーストリア遠征(3大陸トーナメント)】日本代表メンバーについてのリリース(JFAオフィシャル)をもとに,ちょっと書いていこうかな,と。
まず,今回選出された選手を書き出してみますに,
GK:川口 能活(ジュビロ磐田)
楢崎 正剛(名古屋グランパスエイト)
川島 永嗣(川崎フロンターレ)
DF:中澤 佑二(横浜F・マリノス)
坪井 慶介(浦和レッズ)
加地 亮(ガンバ大阪)
田中 マルクス闘莉王(浦和レッズ)
駒野 友一(サンフレッチェ広島)
MF:中村 俊輔(セルティック(スコットランド))
橋本 英郎(ガンバ大阪)
稲本 潤一(アイントラハト・フランクフルト(ドイツ))
羽生 直剛(ジェフユナイテッド千葉)
遠藤 保仁(ガンバ大阪)
中村 憲剛(川崎フロンターレ)
松井 大輔(ルマン(フランス))
鈴木 啓太(浦和レッズ)
阿部 勇樹(浦和レッズ)
今野 泰幸(FC東京)
山岸 智(ジェフユナイテッド千葉)
というスコッドが記載されているわけです。
今回も2段階選考のようでして,特にFWを中心とする攻撃ユニットに関してはコンディション重視,という姿勢が前面に押し出された形になっています。また,地理的な条件もあってのことだと思いますが,俊輔選手や稲本選手,そしてイビツァさん体制になってからは初めての招集となる松井選手が選出されていることが目を引きます。
ただ,可能性を感じさせたカメルーン戦でのパッケージをどうするのか,などと考えると別の印象もあります。
たとえば,の話になってしまいますが。
ラグビー日本代表のように,2つのチームを組む可能性も無視できない,と思うところがあるわけです。まず,第1次選考の時点でMFの発表人数がいささか多いような気もしますし,全体として帯同メンバーがどれだけの人数になるのか,という部分がアナウンスされているわけではない。ひとつのパッケージとリザーブ,さらにもうひとつのチームとそのバックアップという形でスコッドを編成すれば,もうちょっと第2次選考においても招集される可能性はあるかな,と思うわけです。
大久保選手や山瀬選手はどうなのさ,とか,ウワサの平川さんがどうなるかを含めて,どういうメンバーが追加されるのか。ちょっと気になるところです。