ともかくも、高円宮杯。

いささか,「予想外な」出場決定でありました。


 レッズユース、高円宮杯出場決定(URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL)というリリースであります。


 ・・・市立船橋高校さんの高校総体決勝進出を心から称えるとともに,浦和ユースの出場権までを確保してくれたことに対して,心から感謝します。なんてことを言ってしまいたいほどに,ちょっとビックリでありまして。


 そもそものはじまりは,プリンスリーグであります。


 順位表(JFAプリンスリーグU−18 関東2007オフィシャル)にもありますように,浦和ユースはグループBでリーグ戦2位に付けていました。となると,各グループ順位で2位までのチームが出場権を獲得する,わけではないのであります。順位決定戦が待っているわけです。浦和ユースのケースではまず,グループA2位のヴェルディ・ユースとの3位決定戦を戦ったわけですが,1−2で落としてしまう。そのため,グループ順位3位のチームで戦われる6位決定戦を勝ち上がってきた横浜FMユースと,4位のポジションを争うことになったわけです。


 このゲームでPK戦に敗れ,プリンスリーグによる出場権奪取はならなかった。加えて言えば,クラブユース選手権でも広島ユース相手に大敗を喫してしまった。


 でありますれば,今季も高円宮杯を「虚心坦懐」に見ざるを得ないか・・・,なんて思っていたわけであります。しかし。冷静さを欠いていたな,と思うのは,「備考」を読んでいなかったことです。

 ※ 高円宮杯出場4チームについては、平成19年度全国高等学校総合体育大会ならびにadidas CUP 2007(第31回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会)への出場も決まっております。
 当該4チームが夏季全国大会において決勝へ進出した場合、全国大会の成績によって高円宮杯出場権を得ることになります。
 その場合、5位〜8位のチームに関東枠での繰上げ出場の可能性がございます。


と記載されているように,高校チームが高校総体で決勝進出,というケースでは高円宮杯への切符は高校総体での結果が優先され,プリンスリーグでの出場枠がスライドする,というわけなのです。思えば,今季プリンスリーグでは,グループA,グループBともに首位を奪取したのは高校チームでした(市立船橋に,流経大付属柏と千葉勢ですね)。前提条件はそろっていたわけです。


 まあ,ともかくも高円宮杯です。このチャンスを存分に活かしてほしいと思っています。