対抗戦(2007シーズン)。

タイトルでお察しのひともおられましょうが。


 今回は,楕円球方面の話であります。


 関東協会から,2007年度各リーグ別試合日程(JERFUオフィシャル)がリリースされた,というわけで,この日程をもとにちょっと書いていこうかということなのです。・・・1ゲームも消化していないのに,「試合結果」というページ・タイトルが付いているのは,いささかシュールな趣がありますが,コレはコレとして。


 下部リーグとして位置付けられるイースト11もトップ・チャレンジシリーズのことを考えると,ちょっとチェックしておきたいところだし,リーグ戦1部に関しても,07〜08シーズン、という形で戦えるチームはどこか(全日本選手権に進出できるのはどのチームか,ということですね。)、という部分は気になります。


 そうは言っても,です。


 やはり気になるのは,最近,我が出身校がギリギリの低空飛行を続けている対抗戦Aグループであります。そのスケジュールをちょっと書き出してみますと。


   第1節(9月8日):対明治大学戦(17:00,秩父宮
   第2節(9月24日):対早稲田大学戦(14:00,熊谷)
   第3節(9月30日):対慶應義塾大学戦(14:00,敷島公園
   第4節(10月14日):対筑波大学戦(12:00,熊谷)
   第5節(11月4日):対日本体育大学戦(12:00,中央大グラウンド)
   第6節(11月18日):対帝京大学戦(14:00,帝京グラウンド)
   第7節(11月24日):対成蹊大学戦(12:00,江戸川)


 ・・・何とも言えないスケジュールでありますな。


 フットボールのように,「2回戦総当たり制」ではありませんから,序盤にリズムを失ってしまえば,終盤までリズムが失われたままに推移してしまう可能性も相当に高い。ある意味,カップ戦のようなリーグ戦,と考えていいかも知れません。


 というようなことを前提として,このスケジュールを眺めると。


 ハッキリ言って,相当に厳しいな,と。それだけに,開幕戦までにどれだけ,自分たちのラグビーを作り上げておけるか,が鍵を握るように感じます。前半では互角の勝負を挑めていたとしても,後半立ち上がりの段階でリズムを失い,そのままリズムを失ったままでゲームを落とす,という形が昨季は目立ったように記憶していますが,この原因がフィジカル・ストレングスに起因するのか,それともスキルに起因するのか,という部分をつかんでいるかどうか。また,チームの約束事が,シンプルな形で徹底され,ゲームを通じてその約束事を押し切るだけのメンタル・タフネスがあるかどうか。対戦相手に対する緻密なスカウティング,スカウティングに基づく戦術の修正,徹底も確かに大きな要素なのですが,このようなルーティンを望むような段階には残念ながらない。むしろ,「自分たちのラグビーフットボール」を立ち上がりの時間帯から押し出すことを意識し,前半からリズムを握ることができるようにならなければならない。


 どんなスコアにせよ,今季は「序盤から積極的に仕掛けていく」ラグビーを期待したいな,と思うのです。