前期日程終了(関東大学リーグ1部)。

最初はどうなることか,と思ったです。


 実際に足を運んでみた駒澤大学戦では,駒澤にリズムを掌握される時間帯がヒジョーに多く,可能性を感じさせるような攻撃,そのきっかけを見事に抑え込まれてしまったような感じがしていましたので,結構厳しい前期リーグになるかな,と思っていたわけです。


 この(あんまり当たってほしくない)印象は,第4節まで勝ち点を奪取できなかった,という部分で裏付けられたりするのですが,第5節に「勝ち点3」を奪取すると,ちょっと「らしさ」を取り戻したかな?という感じになります。


 関東大学リーグであります。今回は,ちょっとこの話など。


 今季,ワタシの出身校は1部昇格を果たし,ちょっと気にしていたわけです。
 そこで,1部リーグの試合日程/結果(関東大学サッカー連盟)を見てみます。


 ごく大ざっぱに上位5校と下位5校,という形で分けて見てみますと,上位校に対しては「善戦するも・・・」,という形であったり,「完全に抑え込まれて・・・」という形になっております。この部分がちょっともったいないな,と思うところです。


 実際に足を運んだ駒澤戦でも感じましたが,「形」は持っているわけです。でも,主導権を相手に握られてしまう。立ち上がりの問題でもありましょうし,ボールに対する寄せの鋭さに関わる問題でもありましょうが,ちょっとリズムを引き寄せられない,もどかしい時間帯があったように感じます。そんな時間帯を,上位校は見逃すことがないわけでして。


 それでも,早稲田相手に「勝ち点1」を確保した,というのは大きいだろうと思います。ただ,ポジションをひとつでも上へと押し上げていくためには意識すべき相手になるだろう順天堂、学芸大に対しては「勝ち点」を獲得できてはいない。後期,と言いますか,リーグ後半で「勝ち点6」に相当する意味を持つゲームは,恐らく早稲田,学芸大,そして順天堂とのゲームではないか,と感じます。


 対して,下位校に対する戦いぶりでありますが,比較的安定している,という言い方でいいのではないか,と感じます。


 昇格初年度,リーグ前半終了時点で8位のポジションに付けたのは,ある意味では「良いポジション」かも知れません。上位相手に可能性を感じさせながら,実際にはリズムを掌握されてしまうなどの要因によって,勝ち点を引き寄せられない,という課題もハッキリしてきているように思えます。


 この課題をクリアして,どれだけポジションを上げていけるのか。


 また,下位の勝ち点は接近していますから,1部残留を確実なものとするためにも,前期「勝ち点3」を奪取した相手から,勝ち点が奪えないという事態は避けなければいけない。難しいハンドリングが強いられるでしょうが,初年度の冒険,楽しみにしています。