50番トリオ!?

いまも昔もジャイアンツを特段追いかけているわけではないけれど。


 なぜか,「50番トリオ」の頃のジャイアンツは不思議と印象に残っているものであります。
 背番号50が駒田徳広選手,54は槙原寛己投手,そして55が吉村禎章選手でありますな。当時はあまり大きな背番号を付けていた選手が一般的ではなかったために,かなりインパクトがありました。もちろん,大きなインパクトはこの3選手の活躍があってのことですがね。


 で,まさかフットボールの世界で50番台のみならず,60番台の背番号を目にするとは思いませんでした。ニュース・リリース(JFAオフィシャル)を見ますと,もうビックリ以外の言葉は見つからないです。一番大きな数字が坂田大輔選手(横浜FM)の67。最初の50番トリオに当てはめてみれば,オシムジャパンになってからフル代表に選出された啓太選手の番号は,吉村さんが背負っていた番号と同じです。ちょっと玄人好みのプレイヤー,という部分では共通項がありますかね。
 GKの山岸選手は43(実質的には1扱いでしょうか!?),闘莉王選手は45(同じように考えれば“3”扱いでしょうか)であります。43からの数字を1と対応させてみれば,ちょっとした意味があるような気もします。


 それはともかくも,大きな番号でイメージされるのはベースボールやアメリカン・フットボールなど,アメリカンな香りがするスポーツですよね。野球にせよ,アメフトにせよ1チームあたりの支配下選手が多いですから,背番号も自然と大きなものが目に付く。自然と言っても良い。


 だけど,フットボールの世界では・・・,ねェ。


 どういうことか,と訝しく思っていたら,日刊スポーツさんが謎解きをしてくれておりました。
 いつものように斜め読みしてみますと,2006年2月時点でAFC(アジア・サッカー連盟)に提出された42人の予備登録が抹消できず,この42人に含まれていない選手が選出されれば,自動的に43以上の背番号とともに選手登録されることになる,ということのようであります。


 それにしても,見慣れないナンバーですよね。
 また,日刊の記者さんも書いているように,空き番号があるのも気になります。前任指揮官がどういう42人を思い描いていたのか,という部分も興味があるし,その42人枠から(しかも,前任指揮官時代にはプライオリティの低かった)選手が代表へと招集される可能性だってまったくゼロではない。


 あらゆる部分において,“サプライズ”の可能性は秘められている。そんな部分を感じさせる,大きな背番号であるように感じます。


 ・・・とはまとめてみたけれど,カテゴリ分けを間違ったのではなかろうか・・・。