ワールドカップへ(やっと)体制整備。

要するにカテゴリ新設であります。


 ありますが。


 いつもの英語表記で“Worldcup”と書くでもなく,あるいは開催地であるドイツ語表記で“Fussball-Weltmeisterschaft”と書くでもない。1998年ワールドカップ・フランス大会では結構目にした表記ですね。正式に書けば,“la Coupe du Monde de la FIFA, Allemagne 2006”。フランス語であります。


 となると,・・・なぜにフランス語!?と思ったひともおられましょう。イヤ・・・何となくです。


 とは言え,確かに思い付きでフランス語表記にしてはみましたが,よく考えてみるとフランス語とワールドカップとの相性はそんなに悪くないのであります。


 まず,FIFAの語順,これは英語表記を念頭に置いた語順ではないのであります。面倒がらずに表記しますと,“Federation Internationale de Football Association”(ちょっとメンドーなので,アクサンテギュー表記を省略しております。)となります。「ドゥ」ですからな。フランス語だったりするのです。調べてみると,フランスはFIFAのファウンダー・メンバーなんですね。だいたい,定冠詞付きのFAを名乗っているイングランド・サッカー協会はFIFAのファウンダー・メンバーではなく,むしろFIFAという形には否定的だったということは有名ですよね。ちょっと「柔道」が“JUDO”になることを必死になって押し止めようとした経緯と似ているような。


 ・・・話ズレました。戻しますと。


 かつて優勝国に贈られていた“ジュール・リメ・トロフィー”ですけど,この名前はワールドカップというアイディアを実行に移した当時のFIFA会長であるジュール・リメさんという方の名前で,フランス人だったのだとか。ま,そんなこんなに敬意を表しつつ,フランス語表記をあえてしてみた,ということなんですな。


 いまから「セカンド・フェイバリット」であるオレンジ軍団のゲームがはじまります。本格始動はこのゲームで,ということで業務連絡的なエントリを上げてみました。