対韓国戦(RWCアジア地区予選)。

アジア最終予選へと駒を進める,ということだけでは当然問題がある。


 しっかりと実力差を示し,あくまでもRWC本戦でどう勝ち点を奪取するか(=決勝トーナメント進出を目指すか)ということが目標であるチームとしての戦い方を見せることが重要だったように感じる。その意味で,第1戦(対アラビアンガルフ戦)は間違いなく,やってはならないゲームだったと思う。


 ゲーム立ち上がりで不安定さを露呈すれば,その後の戦い方に大きな影響を与える。


 実力差があればそのハンディを跳ね返すことも可能だが,RWC本戦をにらめばそういうチームとしてのミスは致命傷へと直結する。この点をどう修正してくるか,という部分が第2戦における大きなポイントであったように思う。


 前置きが長くなりましたが,アジア地区予選第2戦であります。


 このゲームでは,前半からしっかりと主導権を掌握したままにゲームを進めることができたな,と思います。早い段階で先制点を奪取することで流れを大きく引き寄せ,ゲームをコントロールしながら前半を戦うことに成功する。ほぼ,前半でゲーム全体の流れを決めることに成功したように感じます。
 ただ,後半になると相手も積極的に攻勢をかけてきたことで,後半だけを取り出すとほぼ互角の展開という評価になろうかと思います。それでも,ゲーム全体を見れば安定した戦い振りを示しながらアジア最終予選へ駒を進めることができたのではないでしょうか。


 このあとは,11月に開催されるアジア最終予選であります。


 ディビジョン1で2位につけるのは恐らく今回対戦した韓国,となるともうひとつの対戦相手は2005シーズンのアジア地区予選でディビジョン1に入っていた香港ではないか,と。とは言え,相手がどうあれどアジア予選を首位で勝ち抜くことは本戦を考えれば必須だと思っています。間違いなく,そのポテンシャルを持ったチームだと思ってもいますから,高いモチベーションを持ってゲームに臨んでくれればいい結果がでてくる。そう思っています。