やっぱりウェンブリーでは無理?

・・・工事が“オン・スケジュール”で進行しないことはジュビリー・ラインの延伸工事の時にイヤというほど認識させられておりますから,さほど驚くことではないですけどね。


 結局は“ミレニアム・スタジアム”を使うことで落ち着くのではないでしょうか。


 現在工事中である“ウェンブリー競技場”ですが,以前書いた懸念がやっぱり現実化したわけであります。ということで,今回はこちらの記事(日刊スポーツ)をもとに書いていこうかと思います。


 あまりイングランドでは「工期」ということは強く意識されていないのかな,と思ったのは“ミレニアム”を控えた頃あたりでしょうか。典型的な例がテムズ河畔に建設された“ロンドン・アイ”,もうひとつが冒頭に書いたジュビリー・ラインの延伸工事です。ターミナル駅であるロンドン・ウォータールーから再開発地区であるカナリー・ワーフ,そして確か“ミレニアム・ドーム”が近くにあったはずのノース・グリニッジを経由してストラトフォードへとつながる計画です。私の記憶が確かならば,確かストラトフォードからカナリー・ワーフあたりまでが先行して開業して,あとになってウォータールーまで全通したのではないか,と思います。


 と,ジュビリー・ライン延伸の進捗状況が芳しくはないことを見ていましたから「どうせ予定通りにはいかねェだろ。」とFAの強気なアナウンスメントに対して斜に構えていたわけです。


 以前ここでウェンブリーの話をしたときも,バリバリ工事中の風情でしたからね。やはり間に合わなかったということでしょう。無理をしないで,カーディフにあるミレニアム・スタジアムを有効活用するという選択の方が良いように思いますね。