シックス・ネイションズ(その2)。

かなり長いエントリを立て続けに書いてしまったので,今日は短めに。


 UBSシックス・ネイションズも第2節を終了して,今季の傾向が見えてきたような気がします。ということで,試合結果&順位(UBSシックス・ネイションズ・オフィシャル)をもとに書いていこうと思います。


 まず,現在首位のイングランドであります。初戦(対ウェールズ戦),第2戦(対イタリア戦)をものにしたことでスタート・ダッシュに成功した感じがあります。また,現在までの総得点,総失点を見ると他チームを大きく凌駕している。となると,第3節(対スコットランド戦)と第4節(対フランス戦)と2戦連続のアウェイ・マッチをどう乗り切るか,が課題になりそうです。


 次に2位グループを見ていきますと。


 ウェールズも含めて1勝1敗で並んではいますが,実際に首位をうかがえるのはフランス(ひょっとすればアイルランド)かな,と感じます。得失点バランスから見るとフランスが若干有利ではあるけれど,アイルランドにも可能性はあるように思えます。
 まず,フランスは第4節の直接対決(スタッド・ドゥ・フランス)でイングランドを抑え込むことができるかどうか,が優勝を目指す上で重要なファクタになりそうです。アイルランドは最終節に,敵地・トゥウィッケナムでイングランドとの直接対決を迎えますが,それまでに優勝争いがもつれてくれれば,という感じでしょう。
 ウェールズはやはり,戦前の予想通り苦戦を強いられているようです。ラグビー日本代表がアームズ・パークでチンチンにやられたところを実際に見ていたワタシとしては,(ちょっとヘンではあるのだけれど)ちょっと思い入れてしまうところがあります。アームズ・パークで行われたスコットランド戦は勝利を収めたものの,ファイナル・スコアを見るとかなりのロー・スコア。しかも,早い段階でスコットランドに退場者(レッドカードによる退場)が出たり,ウェールズにも一時退場者が出るなどかなり荒れた展開でしたから,“100%フィット”というわけでもなさそうであります。ともかく,この勝利によってコンディションが上向いてくると,リーグ・テーブルが面白くなるのかな,と思います。