シックス・ネイションズ。

そもそもはイングランドスコットランドが国際試合を戦ったのがはじまり。


 その後アイルランドが加わり,次にウェールズが3協会対抗戦の枠組みに入っていきます。1910年にはフランスがこの枠組みに加わることで,しばらくの間5カ国対抗戦として戦われてきたわけですが,2000年からイタリアが新たに加わることで,現在の6カ国対抗戦という枠組みにまで成長したわけです。


 共同配信の記事(スポーツナビ)にもありますように,ラグビー6カ国対抗戦が2月4日から開催されます。今回はちょっとシックス・ネイションズのことなどを備考録程度に短めで。


 さて,最初に大まかに枠組みなど。


 当然のことですが全5節,総当たり制のリーグ戦であります。で,本来であるならば昨季覇者のウェールズがトーナメントの中心になりそうなものでありますが,共同さんによるとかなりスコッドに不安を抱えている様子。むしろ,フランスが優勝候補として挙げられているのはフォーマットを参考にしている日本としてもちょっと興味深いところがあります。有力な対抗馬としては,パワフルなイメージがあるイングランドが挙げられていますが,そのパワーをどう逆手にとって自分たちのラグビーを展開するのか。
 そんな見方をしてみると,ランズダウン・ロードで行われるスコットランドとの初戦をはじめ,フランスの戦いぶりは結構参考になるところが多いのではないか,と感じます。


 2007年はラグビーフットボールの世界でのワールドカップ・イヤーでありますから,その前年となる今回のシックス・ネイションズはいわゆる強豪国(特に北半球にある)のパワー・バランスを見るためにもかなり大きな意味を持つように思います。結構な長丁場であるラウンドロビンですが,なかなか面白いゲームが多くなるのではないか,と期待しております。