ラグビー日本選手権(組み合わせ)。
とは言え,不確定要素がまだありますけどね。
ということで,今回は,ちょっとラグビー日本選手権の話などを短めに。
現段階でのカップタイ・ドロー(JRFUオフィシャル)を見ますと,マイクロソフト・カップでサントリー・サンゴリアスが東芝府中ブレイブルーパスを下すことができるかどうか,がトップリーグ勢の出場枠を決めるような感じであります。現段階で“トップリーグ上位チーム”という枠は2つ。ということは,リーグ2位,及び3位が出場権を獲得することがほぼ決まっていると考えて良いと思います。
つまり,三洋電機ワイルドナイツとNECグリーンロケッツでありますな。
レギュラー・シーズンではかなり安定した戦いぶりを見せていたけれど,マイクロソフト・カップでは残念ながら瞬発力を発揮することができずに終わっています。日本選手権は完全に瞬発力が試される短期決戦型トーナメントであります。安定したディフェンスと速い攻守の切り替えが序盤からできるようならば,勝機は充分にある。そんな感じです。
そして,MS杯で決勝に進出したサントリー・サンゴリアスにとってもかなりのチャンスでしょうね。リーグ戦の成績だけで考えると,選手権出場は不可能。しかし共同配信の記事(スポーツナビ)にもあるように,MS杯に入って急速にコンディションを上昇させてきている。トヨタ自動車ヴェルブリッツにしてみれば複雑でしょうけれど,「府中ダービー」が面白さを増すことは間違いないところでしょう。
確定したカードを見ますと,早稲田大学は初戦でクラブ大会を制したタマリバクラブとあたります。アウトサイダー的には第2戦に組まれるTL勢との対戦で早稲田がどれくらいやれるのか,というところにまでいきなり思考が飛んでしまうところがありますが,タマリバクラブもかなりコレクティブなゲーム運びをするチームだという印象がありますし,なかなか難しいゲームになりそうな感じもします。
また,関東学院とコカコーラWJというカードもまた面白そうだな,と。来季からトップリーグに昇格するチームでもあり,大学勢としてはいわゆるトップレベルのチームに対してどの部分が通用し,どういう部分において差を付けられているのか,実戦の場でチェックできる貴重な機会だろうと思います。
最終的なカードは2月5日に決定しますが,ハイレベルの戦いを(そしてアウトサイダー的にはちょっと不謹慎な言い方になりますが,アップセットも)期待したいところであります。