トップ・チャレンジのことなど(その2)。

地域リーグで首位に立ったチームがトップリーグ昇格を賭けて戦うラウンドロビン


 トップチャレンジ1をごく簡単に位置付けるならば,こんな感じではないでしょうか。


 2006〜07シーズンに向けての昇格チーム,及び降格チームの決定方法はこちら(トップリーグ・オフィシャル)に詳しく説明されていますので,ちょっとかいつまみますと。
 来季はトップリーグが12チームから14チームへと拡大されるために,トップチャレンジ1で2位以内を確保することができれば,自動昇格が決定します。
 そして,28日にラウンドロビン最終節が行われ,コカコーラウェストジャパン(WJ)が近鉄ライナーズを15−12で破り,トップチャレンジ1首位となり自動昇格を決めました。また,日本IBMビッグブルーはすでに2位以内を確保していたために,自動昇格の対象となる2チームはコカコーラWJと日本IBMビッグブルーということになったわけです。


 残念ながら,トップウェストトップキュウシュウAを身近な存在として感じられるところに住んでいるわけではないので,コカコーラWJというチームがどういうスタイルを持っているのか,あまり具体的なイメージを描けずにいました。
 ですが,ちょっと気になってコカコーラWJのオフィシャルサイトを訪れてみると,なかなか興味深いことが。


 チームが地域Aリーグに参入したのは1999年シーズンから。そこから最高峰のリーグ戦に上がってくるまでが速いように感じます。チーム創設から最高峰のリーグ戦に上がってくるまでの時間が短いという点では,今回再昇格を決めたビッグブルーとちょっと似ているな,と感じます。
 とは言っても,恐らくコカコーラWJを見続けてきたひとならば,2003シーズンや2004シーズンにTL昇格のチャンスを逸してしまったことの方が意識に強く残るかとは思います。ただ,その経験が決してムダではなかったということが今回の昇格で証明されたのではないかな,と思います。
 また,コーチング・スタッフがちょっと関東に住んでいる人間にとっては見慣れた名前です。東芝府中,そして日本代表を率いた経験を持つ向井昭吾さんと,東芝府中で活躍されたアンドリュー・マコーミックさんです。


 最高峰のリーグ戦をよく知るだけでなく,どういう戦い方をすれば良いのか,ということを知悉する人物が率いるチームがTLに上がってきた。どういう戦い方をしてくるか,という意味では再昇格組と言えるビッグブルーよりも面白い存在になりそうだな,という期待があります。