事件、再び。

あまり長く書きたくないことなので,短めに。


 前回の事件のときは,正直言って書けなかった。「リアル過ぎた」,のかも知れません。


 自分がウィークデイに利用していた駅である,リヴァプール・ストリート駅が狙われた。


 もう随分昔のこと,と思っていたのに,空撮画像を見た途端にどういうレイアウトだったか,自動的に思い出していました。当時,私の日常は確かにそこにありました。ゾーン1とゾーン2,その境界あたりにあった私のフラット,そこから活動場所であったシティへと通うために使っていた駅,です。エッジウェア・ロードだって通過駅だったし,オルドゲートもたまに利用する駅だったのです。そんなところが事件現場になるなどとは。


 当時の私のように,日常にチューブが組み込まれているひとは多い。そんなひとたちを犠牲にしてまで主張しなければならないこと,とは何なのでしょうか。少なくとも,UKは自由に主張することを許す国のはずなのだけれど。何か訴えたいことがあるのならば,「言葉」にしてほしい。恐怖を片手に隠し持ちながら主張を通そうというのは,何かが決定的に違うと思う。


 そして今日も,チューブの複数の駅で「何らかの外的要因(小型爆発物,という情報もありますが)」によって事件が発生した,という報道があります。何か,また重いものがのし掛かってきたような感じがします。