追撃態勢。

前回のエントリで,ヨット・レーシングに見立てた話をしたか,と思います。


 前節・対東京ヴェルディ戦においてチームが本来持っているはずの攻撃面でのリズム,あるいは6連戦を良い形で終えるための方法論をつかんだと感じ,それをセーリングにおける最大の武器である「風」に見立てたわけです。


 そして,首位のクラブはその風を前節においてつかみ損ねました。


 ならば,その風をさらに奪っていくことが必要でありましょう。


 とは言え,ただ単純に先行艇との距離を詰めるだけではなく,彼らが受けるべき風を積極的に奪っていくべきだろう,と思うのです。そのためにも,徹底してプレッシャーを掛けていきたいわけです。貪欲に得点を狙い,勝ち点3を積み上げていくことに集中することを,この連戦では意識しておきたいところです。


 ヨット・レーシングの世界でも,ただスピネーカーに風を受けるだけではなく,先行艇のボートスピードを奪うべく,積極的に“ジャイビング”と呼ばれる方向転換を仕掛けていきます。


 同じことではないかな,と思うのです。


 目前のゲームに対してアクティブに仕掛け続け,ゲームの主導権は決して失わない。どんな相手であれ,「浦和」というクラブが持っている「スタイル」や「カラー」を存分に叩き付けてほしい,と思っています。その結果として,首位に対する追撃態勢が整うのだろう,と考えています。