小野、移籍へ(その2)。

前にも同じエントリを立てたような気がするのだけど・・・。


 やはり書いてましたね。


 ある意味,この話は燻り続けているわけです。フェイエノールトロッテルダムは結局シンジを出したい(=移籍市場に参入するための軍資金が欲しい)んでしょうかね。何とも真意が分からない。


 というわけで今回は,ボルシア・ドルトムントへの移籍の可能性が地元メディアで論じられている,とするスポニチの記事と,特定のクラブには言及していないものの,退団の可能性があるとする日刊スポーツの記事を,「欧州蹴球事情(短信)」として取り上げてみよう,と思います。


 小野選手の去就について,「放出」という話が出ると「貴重な戦力」であるなどと残留を明言するかのようなコメントがクラブから出てくる。シロート目ですけれど,フェイエノールトロッテルダムの方針がコーチング・スタッフとクラブ・フロントとの間で微妙に食い違っている,ということなのかも知れないな,と感じます。


 で,日刊の記事であります。


 フェイエノールトが実際に資金難であるとすれば,移籍の可能性は高まると思います。ただ,問題があるとすればフェイエノールトコーチング・スタッフが移籍を認めるのかどうか,です。認めたとすれば,もっと具体的にクラブ名が出てくるはずだし,代理人サイドからも何らかのアクションがあって良いように思うのです。さらなる問題としては,スポニチの記事中でヒディンク氏のコメントとして出ている「高額な移籍金」が移籍を現実化させるためにはネックかな,と。そういう部分では,欧州におけるビッグクラブでもないと獲得には至らないかも知れません。


 小野選手の代理人がオランダ・メディアの報道に対して何らかの「肯定的な」コメントをリリースすれば,実際に移籍交渉が進んでいる,と考えて良さそうですが,現段階では何とも言いようのない話です。ただ言えることとしては(恐らく前回も書いたかも知れないけれど),小野選手の個性が最も生かされるクラブであれば,どのリーグへの移籍であっても良いな,と個人的には思います。