バーレーン戦を前に。

本当は,最終予選の最中に「理想」を追うかのように“システム論”が出てくる,というのが最大の問題点なのだけれど,そんなことを言っている時間的な余裕は,どう見てもないわけです。


 それならば,実績を残しているスタイルに戻すことは,ある意味では前提条件であるはずです。その前提をもとに,どのように戦力を生かすのかを考える,と。


 やっと,現実主義的なロジック・フローが見えてきたな,と思っているErnestです。こんばんは。


 中田選手の視野の広さを最大限に生かすためには,ボランチでのプレーが確かに効果的でありましょう。加えて,チームとしての連動性(組織的な攻撃を組み立てるための大前提,とも言えましょうか。)が再び見えてきたことは,サンスポの記事からも,日刊の記事からもある程度は読み取れるところです。


 どんなゲーム内容であれ,「勝ち点3」を奪い取ることこそが最大の眼目。


 「勝ち点3」の奪取ができれば,どのようなシステムを取ろうが,どんなゲームの組み立てをしようと構わない,というこれ以上ない「現実主義」的な思考こそが重要,ということがチームに浸透すれば,先の敗戦は意味あるものになるはず。


 「たかが一戦負けただけ。すべてが終わるまでは悲観も楽観も必要ない」。


 こんなことを嫌でも見せ付けられるのが,“最終予選”なんですよね。