対バーレーン戦。

Ernestです。こんばんは。


 さっそくですが,今日の本題。今日は短めの方向で進めますと。


 最少得点差での勝利に不満を持つ向きもあるかも知れない。あるいは,その得点がオウンゴールによってもたらされたことに納得できないひともいるかと思う。


 しかしながら。


 「勝ち点3」を確実に奪い,グループ首位のチームに対して強いプレッシャーを掛け続けるという本来的なタスクはしっかりと達成している。そして,これこそが「最終予選」に求められるものにほかならない。CMで盛んに使われた「絶対に負けられない・・・」というフレーズがすでにひとり歩きしているけれど,今日のゲームを落とすことで首位のチームに掛けられるプレッシャーが大きく減退してしまうのは確かなこと。この先のゲームを主体的に戦うためにも,今日のゲームは是非ともモノにして欲しい,と考えていた。それだけに,今回ばかりは各メディアの論調に同意しながらゲームを見ていた。


 必要最低限度でゲーム内容について触れるなら,ゲームに流動性が戻ってきたことは大きな収穫と言っていいと思う。チームとしてのプライマリー・バランスをやっと発見したような感じがある。あとは,コンビネーションの熟成によって「確信レベル」を引き上げることでプレー精度を上げていくことだろう。
 そうなれば,単純にスピードだけに頼ることのない,安定した攻撃が繰り出せるようになるのではないか。次のゲームとの間隔が空いてしまうけれど,このプレー・イメージは必ず次に繋がるものだろう,と思う。


 そういう部分では,オウンゴールを誘ったことを含めて,勝ち点3を奪ったことは妥当だったと考えるし,ある意味で典型的な「ワールドカップ最終予選」のゲームだった,と思う。