分かってはいるけれど・・・。
もったいねェよなあ。決勝戦でも良いんじゃあねェの,このカード!?
と,高校選手権(片方は残念ながらダイジェストだけど。)を見ていて思ってしまったErnestです。こんばんは。
まずは,ラグビー高校選手権でありまして。
啓光学園対東福岡であります。こんなゼータクな好カードを近鉄花園ラグビー場で実際に見られたひと,ワタシはそんなひとたちがヒジョーに羨ましい。こういう日だけは,思い立ったが早いかラグビー場に駆けつけることのできるエリアに移住したいくらいに。
それ以上に,「何やってるんだ,TBS!!」は声を大にして言っておきたい(こっちは大まじめ)。
確かに,フットボールに押されてラグビー・フットボールの人気は低落傾向にあるかも知れません。けれども,近鉄花園ラグビー場で展開されているゲームは,ひょっとすれば国立霞ヶ丘よりも,国道1号線を舞台に行われている関東圏の大学に限定された陸上競技よりも感動を呼ぶ可能性だってある。高校生ラガーメンはあとのないノックダウン・トーナメントに,それこそ真剣に向き合っている。その真剣さに応えてやって欲しい。2,3年前のようにダイジェストでも構わない。その日,サイコーに心震わせたゲームを,大八木さんなどの解説で見せて欲しい。いかにレーティングが低くとも,「ともに競技を支えていく」という姿勢を見せ続けて欲しかっただけに,今回のようなことは正直ガッカリでもある。
・・・失礼。取り乱しました。
ゲーム自体もそんなワタシの思いを知ってか知らずか,とても緊張したものであったようです。ファイナル・スコアは両者が真剣に,正面からぶつかっていったことを雄弁に物語るものでした。
続いて,(軽く扱う程度で申し訳ありませんが)サッカー高校選手権の駒場第2試合であります。
いかにトーナメント・ルールであるとは言え,PKで雌雄を決する矛盾を改めて感じさせるほど藤枝東,国見両校の織り成すハーモニーは,あまりにも美しかったですね。判定はオフサイドだったけれど,国見の攻撃には迫力を感じ,後半の藤枝東の組織的な攻撃は見ているワタシも「楽しさ」を感じました。
ホント,「分かってはいるけれど」リーグ戦という実力が試される場でこういうチームの真剣勝負が見てみたい,と改めて思った新春の午後でした。