数字とシーズン始動と。

2011シーズンが,本格的に動き出したな,と。


 そんな印象を持ちます。


 浦和からのニュース・リリースをもとにしつつ,2011シーズン始動に関する話を徒然に書いていこう,と思います。


 まずは,オフ・ザ・ピッチな話でありますが,スポンサーシップ(浦和な表現に合わせるならば,パートナーシップ)であります。なにやら,ネガティブな話がメディア(活字メディアとは限りませんが。)から出てきていて(この点も,「関係者」さんのリークなのかどうなのか。),2010シーズンと同じ体制を維持するのは難しいかも知れない,などという感触を持っていたのも確かです。でありますが,実際には昨季と同じ体制を維持して2011シーズンを迎えられた,と。トップパートナーとして変わらぬ協力をいただけることに心から感謝,であります。
 であれば,クラブにはしっかりとトップパートナーであることのメリットを感じられるようなプロモーションを展開してもらいたい,と思います。FIFAは,パートナーの権益を最大限に保護するために,それこそ徹底した姿勢を示しています。FIFAのように,とまでは思わないけれど,それでもトップパートナー各社に関わるひとたちが,浦和というクラブを支えていること,支えてきていることに対して有形無形のメリットを感じられるような,そんな関係を構築していってほしい,と思います。


 で,本題である背番号です。


 今季は,欠番がない状態で28までが使われている。現段階において,ファースト・チームは28人体制で動かす(現任指揮官である,ジェリコさんが必要と感じればこの体制に戦力的な上積みをする余地を残している),ということでありましょう。


 欠番がない。つまりは,昨季使われなかった9が使われる,ということです。


 このことについて,個人的には好意的に捉えています。


 9は浦和を代表する数字である,という考え方もあって,確かに納得する部分もあるのですが,実際には数字が浦和を代表していたのではなくて,その数字を背負ったフットボーラーが浦和を代表していた,というように理解しているわけです。
 加えて書けば,リーグ立ち上がりの時期から,「あるイメージ」をもって語られる数字,というように枠を広げて考えれば,あるイメージをもって語れる数字は9に限定されるものではありません。今季のファースト・チームで考えるならば,19や22も,あるイメージで語れる数字だろう,と思います。19ならば内舘選手(高原選手もこだわりを持って背負っていましたが,やはり。),22ならば阿部選手というように,古い記憶を引っ張り出して,ではなくて,比較的鮮明な記憶をもって語れる数字ではないかな,と。そんな番号を背負ったフットボーラーと,今季その番号を背負うことになったフットボーラー,19を背負うことになる堤選手,そして22に変更となった直輝選手を比較することに,あまり意味はないように思うのです。


 もちろん,9や19,あるいは22だけに当てはまることだとは思いません。


 すべての背番号,その数字のイメージは,上乗せされていくのが自然だろう,と個人的には感じます。いま,浦和に在籍しているフットボーラー,彼らが持つフットボール・スタイルを通じて新たなイメージを付け加えていってほしい。鮮烈なイメージを,中野田のピッチに刻んでいってほしい,と思っています。