細貝選手の代表選出によせて。
何はなくとも,おめでとう!であります。
浦和からのリリースもでておりますが,やはりJFAからのリリースが気分ですね。キリンチャレンジカップ2010に向けた代表スコッド,そのリストに細貝選手の名前がクレジットされました,という話をちょっとだけ。
高い対人能力を持った,フットボーラー。その対人能力を評価されてのことでしょう,最終ラインで起用された時期もありますが(ギドが中野田のダッグアウトにいた時期の話ですね。),この経験がセントラル・ミッドフィールドにおいても生きている,と感じます。実際,2009シーズンから狙うフットボールでは,セントラル・ミッドフィールドに課される戦術的タスクは難易度が高いような印象です。守備応対面では最終ライン的な能力も要求される局面があるような感じだし,攻撃面ではフィニッシュまでを意識したプレーが求められているようだな,と。その守備応対面で,最終ラインでの経験が生きているのかな,と感じるわけです。
そして当然,積極的な攻撃参加を仕掛けていく。中央を突破していくケースもあるし,サイドに大きく開くような形でフリーランを仕掛けていくケースもある。
このプレー・スタイルが,恐らくは原さんでしょうか,関塚さんかも知れないけれど,目にとまった。粗削りな部分がある,というのも確かだろうとは思うけれど,その粗削りな部分を,「尖った個性」に置き換える,いいチャンスがこの代表選出であるといいな,と思いますし,同じく選ばれたフットボーラーからの刺激を,さらなる成長の糧に,と思っています。
まずは,スコッドとしてクレジットされた,と。となれば今度は,マッチデイ当日にリリースされるスターター,そのリストにクレジットされることを楽しみにしたいな,と思います。