マーキュリアルな10シーズン。

「ひとの足元を見る」というフレーズは,いい意味で使われませんが。


 どうも,足元を見てしまうところがあります。といっても,瀬踏みをしようとか,そういう話ではありません。ブーツ(スパイク)を見てしまうのです。たとえば,どのメーカを使っているのだろう,であるとか,どのモデルだろう,とか。そのときに,今季は確かに不思議なことがありました。昨季はホワイトのアッパーが印象的だったのですが,今季はイエローのアッパーになっていました。


 イエローのアッパー。ちょっと整合性がとれないな,と思っておりますと。


 こういうこと(日刊スポーツ)であったか,と。ということで,今回はブーツな話をちょっとだけ。


 さて。昨季の“ホワイトのアッパー”というのは,パフォーマンス・ラインなメーカであります。Jクラブへのエキップメント供給,という側面ではちょっとだけ,プレゼンスを落としてしまっているかな,という印象を与えるところでありますが,JFAとの緊密な関係はしっかりと継続しておりますし,さすがはジャーマン・メイドであるな,と思わせるところです。
 ということが前提としてあったためか,今季のアッパーには違和感があったのです。トップレンジであるプレデターであったり,F50を思い出してみると,どうもイエローを設定しているようには思えない。特注なのか,それとも・・・,と思っていたのです。


 やはり,メーカを変更していたのでした。それならば,納得であります。今季,原口選手が使うブーツは“マーキュリアル”である,と。クリスティアーノ・ロナウドも使っているブーツ,であります。 
 中野田での存在感が鮮烈に残っているフットボーラーでありますが,あのような存在感をまずは浦和で,そしてヤタガラスなユニフォームでも示していってくれることを期待したい,と思います。