2010スペックなホーム・キット。
まずは,ようこそ。
2010シーズンからのホームである,中野田でのフォト・セッションはどんな感じだったでしょう。
まだ,「ホーム」という実感には程遠いでしょうか。コンクリートの色や,シートの色が印象的な状態から,競技場へと足を運ぶひとたちが生み出す色に中野田が染まったとき,中野田がホームなんだ,という時間を持ってもらえるものと思っています。
「オフィシャルには」フェスタで,ということなのでしょうが,クラブとしての期待感を示したナンバー,だと言っていいでしょうね。
広瀬さんであったり,小野選手であり。彼らがファースト・チームでどのような役割を果たしてきたか。そんなことを思えば,期待値も測れるというものです。
前所属クラブでの経験を,熟成段階を抜けてはいない浦和のフットボールに落とし込んでほしい。そして,ともに浦和のフットボールを組み上げていってほしい。
これから,よろしく。
・・・終わってしまいそうでありますが。
柏木選手の加入会見が中野田で,というニュースリリース(オフィシャル)をもとに,2010シーズンなホーム・キットの話など。
プレミアシップでは,シーズン終盤に違ったホーム・キットで戦う姿を見ます。さすがに,サプライヤーを変更するとなると契約関係での問題が発生すると思われますが,サプライヤーとの関係を継続する限りでは,新たなシーズンでのプロモーション(当然,マーチャンダイジング方面でのプロモーションでありますが。)に使うためのイメージを収めるために,先行して新たなホーム・キットを投入するケースもあったりするのです。柏木選手のフォト・セッションは,ちょっとこの形を思い起こさせます。
2010シーズン,浦和のホーム・キットは「原点回帰」でありますな。
浦和のこだわりが,ついにナイキをねじ伏せたのか。それとも,ナイキが自分たちのラインアップを冷静に眺めて,浦和の要望に応えようと思えば可能であることに「やっと」気付いたのか。このあたりの駆け引きは興味深くもありますが,それはそれとして。
襟の復活(!)であります。
カラーリングだけを眺めてみると,プーマさんとの最終シーズン的であります。もちろん,軽量化に徹底してこだわるナイキさんでありますから,レースアップ・スタイルではありませんが,シンプルにレッドのボディとホワイトのカラーまわりでアクセントを,というコントラストは2003シーズンのホーム・キット的であるな,と。
デザインとしては,レトロな印象も与えますね。ちょっと記憶が,なのでありますが,かつてユナイテッドがこのようなホーム・キットを使っていたように思いますし,サプライヤーは違いますが(トレフォイル時代の,であります)フランス代表あたりがちょっと小さめの襟を付けたホーム・キットを使っていたような記憶もあったりします。
ナイキのことでありますから,当然にハイテクなホーム・キットでありましょうが,2007シーズンの“deep dive”と同じく,過去にヒントを得たキットなのではないか,と推理します。
さて,最後にまいどの通りのことを書けば,このホーム・キットが魅力的に映るかどうか,はファースト・チームが魅力的な戦いをピッチに表現できるかどうか,にかかっていると思います。であれば,ファースト・チームがどれだけ2010シーズン仕様のフットボールをピッチに表現できるか,がより大きな課題でありタスクなのだろう,と思います。
ぜひとも,魅力的なホーム・キットだな,と思えるフットボールを,と思います。