Philips Lighting International Sevens Cup 2007.

ディフェンディング・チャンプ。良い響きでありますな。


 この良い響きを再び,維持したいものであります。


 ということで,フィリップス・ライティング国際7人制サッカー大会に関するこちらのニュース・リリース(浦和オフィシャル)をもとに。


 このニュース・リリースに記載されている参加チームですが,昨季同様になかなかのビッグ・ネームがそろっております。確か,2005シーズンでは決勝戦を戦ったPSVアイントホーフェンエールディビジ)をはじめ,プレミアシップ勢ではロンドン北部のトットナム・ホットスパーアーセナルバーミンガムに本拠地を置くアストン・ヴィラが参加,スコティッシュ・プレミアからはセルティックが参加している。


 ・・・と見ていて,ちょっと不思議に思った名前があります。


 “シェフィールドFC”です。


 シェフィールドと言えば,「フル・モンティ」の舞台になった場所でありますが,フットボール・クラブならばウェンズデイだったりユナイテッドというイメージがありましたので,ウェンズデイでもなければユナイテッドでもない,“シェフィールドFC”というシンプルな名前のフットボール・クラブがあるのか,正直わからなかったわけです。


 ちょっと調べてみれば,確かにありました。アマチュア・クラブであります。


 シェフィールドFCの公式サイトを見ると,創立以来150年を数える世界最古のフットボール・クラブだそうであります。まだ創立当初はフットボールに関する競技規則がバラバラで,このクラブがロンドンのクラブとの対戦で提案した規則が採用されたり,現代に続く競技規則の基礎を彼らが作り上げた,というニュアンスのことがクラブの歴史に触れたページでは書かれておりました。
 で,ちょっと勘違いしかけたシェフィールドのクラブとの関係で言えば,シェフィールド・ユナイテッドの創立に深く関わっているそうですが,このクラブ自体はアマチュアであることを維持して,いまに至っているようです。


 まあ,それはともかく。


 なかなかに厳しいレギュレーションの競技であります。
 フルサイズのピッチではない(75%サイズだとか。)にしても,フットボールでありながらバスケットボール,あるいはアイスホッケーのように攻守の切り替えの速いゲームになりそうな感じもしますし。
 ただ,“ボールを積極的に走らせる”ということであったり,“スペースを積極的に突く”という11人制でも大きな鍵を握る要素を,実戦という舞台で自然に表現するには最適の競技スタイルかな,と思うところがあります。確かに,若手選手に経験させる価値の高いトーナメントだな,と。


 さて,今季はどうなるか。楽しみであります。