決戦前夜。

最終予選だけは,とあるTV局のキャッチフレーズに同意します。


 Ernestです。こんばんは。


 いよいよ,最終予選初戦を迎える。


 初戦に向けてスタッフ,プレイヤー全員が周到な準備を重ねてきたであろうことは容易に想像できる。
 であればこそ,敢えて彼らにはゲームに入ったら「創造的破壊」をしてほしい,と思う。「肉を切らせて骨を断つ,本当の意味での真剣勝負の舞台」と,フットボール・ジャーナリストである湯浅健二氏も表現する最終予選。ゲーム内容以上に「結果」が重要な要素になる。また,グループリーグで常に精神的な優位に立つためにも,最低限「負けないこと」が最重要課題になる。


 それゆえ非合理的なことを言うようだけれども,目前のゲームを制するために基本戦術だけではない,「何か」を呼び込みたい。そのために大事なものは,ゲームを見つめる観衆にも同じくあるはず。“セインピスタ”であることにこだわった指揮官が求めているものも,きっと同じだろう。


 埼玉スタジアム2002が,その「大事なもの」で充満する空間になることを。